ウエストポーチ
さっき、すぐ近くにあった湖で自分の姿を確認した。今の自分の姿は真っ白な髪、そして青と金のオッドアイの猫の亜人だった。
「なにこれ・・・これじゃあ、さっきの白猫みたいじゃないか・・・。」
意味がわからない、トラックに撥ねられたと思ったら見覚えがない森で目を覚ました、それだけじゃなくて、自分がさっきの猫をそのまま擬人化したような姿になっている。
「一体何がどうなってるの・・・?猫の亜人なんて異世界でもあるまいし・・・。」
そこまで自分でつぶやいて気付く、ここは異世界であるという可能性に。
見てみれば周りの木々に実っている木の実は今まで見たことも無いような色や形をしている、そして今茜自身も存在するはずのない亜人となっている。
とはいえまだここが異世界である確証はない、だがもし仮にここが異世界だとしよう、そうしたら今いるここは得体の知れない森の中、何があるかわからない。
「とりあえず森を抜けて人里に出よう、まずは話が通じる人がいる場所へ。」
と言ってもどこに街や村があるかなんて自分ではわからない、なので今周りにある使えそうなものを確認することにした。
「何か役に立ちそうなものは・・・ん?これは・・・」
今気づいた、自分の腰に1つのウエストポーチがある。大きめのスペースの上に左右に小さなポケットが1つずつついていた。
「何も入ってるような感覚はしないけど・・・一回開けてみよう。」
まずは1番大きな部分から開く、中を覗くとそこには虹色の不思議な空間がどこまでも続いていた。
「・・・」
とりあえず、そこら辺に落ちてる木の棒を拾って入れてみる、ポーチよりも少し大きめの枝を選んだつもりなのに何故かすんなり入ってしまう。しかも何も重くなった感じはしない、元々木の棒が軽かっただけかもしれないが。
「これは・・・無限に道具が入るのかな?限界はあるだろうけど・・・。」
とりあえず大袋の部分は閉じておいて、次は小さなポケット2つの中を確認する。
「まずは右側からっと・・・何も無いか」
右側のポケットはカラだった、こっちは大袋の部分のように4次元ポケットにはなってないようだ。
それでは最後、左のポケット。
「何があるかな・・・ん、これは・・・」
左のポケットには2つ折りにされたメモが入っていた。
僕はメモを広げて中を見る。そこに書かれていたのは・・・
他作者の作品を見る分には良かったけど自分で作るのわからないことだらけで何していいかわからない・・・わからないまま規約違反で運営に消されたらどうしよう・・・((( ゜ д ゜ ;)))