プロローグ
自傷行為などの不快に感じる内容がございます。
「うッ...はぁはぁ...ズゥ...うぅ...うぅ...」
あぁ、死にたいな...。
自然とカッターに手を伸ばす。
これで手首を切ったら楽になれるんだろうな...。
やってみたいという気持ちはある。
でもその後に後悔するだろう。
カチカチ
カッターの刃を出し軽く手首に当てる。
当てた手首には複数のカッターの跡。
カッターで自分の肌を傷つける痛みすら
感じなくなっていた。
この傷はいつまで隠し続けられるのだろうか...。
泣きながらそんな事を考えていた。
涙の意味もわからずに...。
何で涙なんか出るんだろう。
情けないなぁ...。
みんな中学生で人生がつまんなくなるなんてはやい。
とか言うけどそんな事知らない。
好きで生まれてきたわけじゃないのに.....。
何で私を産んだの?
今すぐ死にたいな。
誰にも相談できない本当の自分。
誰も知らない本当の自分。
相談なんてできないよ...。
よくさ、『死にたい』とか『助けて』って言う人いるけど
私にはそんなことできない。
だって私は明るくてムードメーカーで
いなくてはならないから。
みんなの前では明るい私を演じなければならないから.....。
誰か...本当の私を知って.........。