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トラストルノ  作者: なさぎしょう
盤上駒
175/296

迷宮(ダンジョン)


バス…を始めて見た。


しかしとにかくそんなのはどうでもいい。ここはどこだ?


「アズの記憶力を持っても攻略出来ない…なんつー迷宮(ダンジョン)…」


「ふざけてないでいいから東口とかいうの探してよ。」


今アズ達のいるのは"新宿駅"とやらなのは分かる。が、その駅内のどこにいるのかが分からない。トラストルノにも電車の類は確か通っていたし、まぁ大きめの駅とかもあったような気はするが、しかしこんなに馬鹿でかくなかった。

さっきから同じ場所をぐるぐるしてる気がする。


「大体、出口多過ぎねぇ?」


「それぞれバス停に通じてたり、大きな建物の側に出られるらしい。炎天下や大雨の中を歩かなくていいように、という配慮でしょう。」


さっぱりわからん。

その配慮のせいでこっちは迷子だ。




すると突然、エノラがシロの服の裾を掴み引っ張りだした。


「ちょっ…今は寄り道してる場合じゃ…」


「ちがう…あっち‼︎あっち‼︎」


どうやらエノラはエノラなりに東口だと思う方へ2人を案内しようとしているらしい。

が、今日までずっと真っ白な部屋に閉じ込められていたんだぞ?そんな子供の方向感覚をアテにしろと?




「いや、もうここまで来たら藁にもすがる思いだな。」






2人はエノラにおとなしくついていくことにした。


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