洸side
朝7時。
巽君からゴメン。とただ一言書かれたメールが届いた。
「あれ? 僕なんかされたっけ?」
考えてみても、分からない。しだいに僕は嫌な予感がしてきた。
いや……嫌な予感しかしなかった。
それから2分後。7時2分に僕の携帯にメールが届いた。
送信者は時臣君。
…………はぁ。
まぁいいんだけどね。僕の……いや、これは一斉送信だ。
「レンに、高月先生に、ん? これは僕が登録していないやつだなぁ」
僕たちの予定は完全無視なのかな? 時臣君?
巽君止められなかったか……。まぁ、僕でも無理だし。
あきらかに時臣君のメアドからだけど、内容がこれだけしっかりしているということは、メールを作ったのは巽君なんだろうなぁ。
時臣君の場合。
「花火、集合」
で終わりそう。うわっ、リアルすぎて怖いっ!
さてさて、予定の調整でもするかな~。
あっ部活。……時臣君理由にすればいけるか?
「あっもしもし~先生? ……あの、部活のことで……」
5分後。
「……マジで休みとれた」
なかなか休みをくれないあの先生が、時臣君の名前を出しただけで、行ってこいって……。
時臣君! 君なにしてんの!?
僕はその日一日、そのことについて考えていた。




