あとがき
この物語は飛鳥から平安中後期までの時代を描いたものです。番外編は縄文末期位になります。その時代に使われていたと思われる言葉を極力使用したいと思ったのですが、現代と余り離れすぎると逆に意味が通じなくなるので、そこは適度に現代語を入れています
作中の歌や愛の文言は特に断りがないもの以外はオリジナルです。表現が難しく難解だと思われるものもありますが、わからない事も読まれる方の想いだと思っていますので、敢えて解説をつけないものもあります
これを読まれる方が愛と共にあらん事を(笑)
作者の対の一人より
作者二人はお互いに思い浮かぶ部分が違うので、書き進めては相手に渡していたら
えっ、それってそういう事なの とか、えっ、ここでそこまで言っちゃうの、とか予測不可の展開があって、楽しく書かせて頂きました
登場人物を設定している時に相応しい名前を考えるのですが、一番予期せぬ重要人物となった西渡殿。この名前には深い意味があったのです。作者の私も最後の最後、「薔薇の都」を書くまでわかりませんでした
逸彦が泣いている場面が多いのですが、逸彦が己を受け入れて行く事がこの作品の重要な要素であり、鬼退治に不可欠なので、暖かく見守ってくださると嬉しいです
全ての流されぬままの涙がその向こうの喜びに至らん事を願い
対の作者のもう一人