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忘鬼の謂れ〜鬼と戦い続けた男  作者: 吾瑠多萬
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【決戦】発露

この物語はフィクションです。


目が覚めると夜明け前だった。(ほの)明るくはなってきているが、朝日は射して居らず、鳥も起きていない。こういう時間は好きだ。世にいるのは己だけのような気がして清々しい。逸彦は気持ちがとても落ち着いていた。昨夜太方と話す時号泣した己を遠くに感じた

まだ誰も起きていない。皆を起こさぬよう離れて小川で冷たい水を汲み、(きぬ)を浸し絞ると、それで顔を拭い、着物も上半身を脱いで身体を拭いた。気分が変わった。結ってある髪を解いて髪を洗い始めた。それを拭いて湿ったままにまた結い上げた時に、同じ事を考えた人物を見つけた。実穂高だった


そうだ、実穂高は女だから、他の者が起きて来る前に身嗜みを整えているのだろう。何故己は今までその事に思い当たらぬのだ。実穂高は此方に気づいていない。皆が居る方からは隠れられる茂みに屈み込むが、その位置は此方からは良く見える。着物の襟を緩め肩まではだけて、結ってある髪を解き始めた。下ろした髪から白い肩が透けて見えただけで、逸彦は動揺して眩暈がしそうだ

一体どうすれば良いのだろう。これは見てはいけないのでは無いだろうか。心の臓が激しく鼓動した。一応実穂高の面目の為に後ろを向いて顔を手で覆って目を瞑った。気配を消してやり過ごそうと思った

なのに何故かそんな時に限ってくしゃみが出た

その声は髪を洗っていた実穂高のところまで届いた


「誰か居ったか」

後ろから実穂高の声がする

仕方ない。名告るしかない

「逸彦だ。済まん、邪魔するつもりは無かった。見て居らぬ」

実穂高は着物を直して此方に歩み寄って来る。何も近付いて来なくても良いのにと逸彦は思った

実穂高は茂みを背に足を抱えてどうにも動けぬ逸彦を見つけた。逸彦は隠れんぼの見つかった童の気分だった

「汝も髪を洗うたか。気持ち良いの」

笑み浮かべる実穂高の髪はまだ下ろされていて、その毛先からはたはたと雫が滴り落ちている。色めいて見える。当人は全くそう思って居ない様子だ

そのまま逸彦と同じ目線にしゃがみ込んで、逸彦の顔を覗き込んだ

「昨夜は太方と話せ良かったのう」

それで洗うところを覗いた事咎めるでも無く、昨夜の己の事なのか

笑顔が眩しかった。逸彦はかなり赤面して居たはずだが、未明で幸いだった。


「…昨夜見てたのか」

「うむ、随分荷が取れたような顔だぞ」

まるで童を褒めて撫でるように、逸彦の頭を撫でた


「では、また後でな」

立ち上がって行こうとする

「いや、待て。今見た事、というか見てない。見てないから」

実穂高は振り返ったが、むしろ不思議そうに言った

「髪洗うのを見ただけだろう」

「あ、いや、そうだが…」

「既に知られて居るしな、それに…」

言葉を切って前を向き続けた

「逸彦だからな…」

実穂高は歩み去った


逸彦はどう受け止めて良いのやらわからなかった

己は一体何だ、実穂高にとって



逸彦は荷を持つ時に、腰袋に透明な水晶が着いているのを見つけた。実穂高が着けてくれたのかと思い、少し恥ずかしくもあり、そのままにしておいた。


野宿場所から移動して、一行は歩みを進める

基本川沿いを進むが、馬の通れる道はずっと川に沿っている訳でも無い

大分人里から離れた。皆はいよいよ戦いとなるならば、もうそれも近いだろうと思った。逆にこれよりも越して冬が本格的になるのも旅には厳しく、またそのような環境は鬼にも厳しいので、その前に仕掛けて来ると思われた。一行は先方の出方を待っているのも辛いと思う一方で、戦いが始まるのを恐れていた。


買い込んだ保存食も、その位を目処にした分量だ。その先の事は考えて居ない。節約しながら使う為に、折々狩をして兎や鶉を捕まえては足しにした。


もしも戦いが起こるのであれば川沿いの谷間よりも、峰に近い方が見晴らしが良く有利だ。だがそう都合よくその時が訪れるかも知れない

実穂高と水師はこれで良いのかわからないが、これで良いのだろうと思っていた。いつも確信がある訳では無いが進んでいた。右を行こうが左を行こうが出会うべきは出会い、起こるべきは起こる。何が起ころうと全て受け入れるしか無い。

今はなるべく皆の準備が万全のうちに、その時が来るのを祈るしか無かった


実穂高はこの旅が終わる事を心の隅で恐れている事を感じていた。鬼が居なくなれば、鬼退治の逸彦と一緒にいる理由は無くなる。そうしたら、己は一体どうするのだ、そして逸彦は。

その先の事は何一つ考えられなかった。鬼退治という目的を終えた己も想像がつかなかったし、鬼退治の命が無い逸彦の事もわからなかった



逸彦は実穂高への己の気持ちを整理したかった。もう女としてしか見えないし、その気持ちを誤魔化すも限界だった

逸彦は実穂高が己の心を癒そうとしてくれている事を、愛を与えようとしてくれている事を感じていたし知っていた。それが生業で性分だと言った。それを受け取ると己が良くなって行く事もわかっていたが、それはこの討伐計画の為に必要だからだと思っていた。いや、あえてそう受け取っていた。実穂高が女だと知ったら、他の人に対してもそうされるのは嫌だと思い始めた。彼女の愛を独占したいと思ってしまう己にも嫌悪感を感じた。

母である那由が転生しているのならと納得した。母ならは愛する由もわかる。だが人格が違うと言われた

己の実穂高への気持ちが母への気持ちとは違うという事は薄々わかっている。母が髪を洗うのを見て動揺はしない。手に触れただけであんな感覚は起こらない。愛や喜びを感じる事が悪い事では無いのもわかっている。だがどうすれば良いのだろう。この気持ちのままに行動したら、実穂高が男として生きる事を否定する事になるだろう


怒りを抑えられぬ時に話しかけて来た天鷲の言う通りだった。己は女に対して歪んでいる。

そぶりを見せる者と一度(ひとたび)関わりを持つとそれまでと何かが変わって、急に己を縛ろうとする。一所(ひとところ)に居れぬ身とわかっているのに

己だって普通の暮らしをしてみたい。誰かと所帯持って、子を育てて。だがそんな願いが叶う筈もない。叶わないものを望んでどうするのだ

童は先入観を持たずに己を見るから、大抵好かれる。大きくなったら逸彦の嫁になると言う童女も居た。子供の言う事だ、真は受けないが嬉しいと思う。だが年が巡り、大人になった頃に訪れると、もう近くには寄らない。汚いものでも見るように目を合わせない。本当の事を聞くからだ、親族や村の者が鬼化して逸彦に斬られたと


女が向こうから言い寄って来たら、必ず良くない事が起こる。それで騙されて命を落とした事もかなり多かった。それで懲りれば良いのに、今回だけは違うと思いたいが為に、己の違和感を無視して相手の手に落ちる愚かさも嫌だ。どういう訳か、そういう時に限ってコウに尋ねないし、コウは尋ねない事を強く言って止めてくれたりはしてくれない


己だって酷い事をした。寂しさを紛らわせる為に抱いたなら、必ず孤独は深まった。それは相手と決して通じ合わない事を思い知らせるだけで、そこには自己嫌悪しか残らなかった。そうなる事がわかっていても、その孤独に向き合えない己ともしかしたらという一縷(いちる)の望みの狭間で、毎回同じ事を繰り返す。それが己を傷つけ、途方も無い歳月の中で幾重にも折り重なった忌避として積もる


だから結局本当に心を惹かれた女子(めなご)には一切話し掛けもしなかった。だがそれを思い出すと皆、実穂高にどこかが似ていた。見た目や、佇まい、雰囲気、性格の一部だ。あたかも実穂高を探してでもいたかのように

そうして見ると今まで己は誰も本当には愛してはいなかったし、むしろ愛する事を避けていた

どうしてか、己に気持ちを駆り立てさせる愛にも実穂高にも憎しみを感じる。(めい)を行う邪魔をされているかのように思う。それが一番逸彦を混乱させた

実際には、芙伽の事も宿世も含め、実穂高無しには進めなかったともわかっているのに

身を捧げても良いと思ったのも本当だ


実穂高を女として愛する事を受け入れてしまったら、全てが壊れてしまうのではないかと思う。その気持ちが動き出すのを許したら、もう己は止まらないだろう。この激しい愛への渇望が尽きるのがいつなのかわからない。もう今までのような関係でいられない。己は実穂高に執着して、何もかも奪って破壊してしまうのではないかと思った


もしこの気持ちのままに己が行動したら、実穂高は己を癒す為に我が身が傷つく事を厭わず差し出してしまうかも知れない。それが最も恐ろしかった。人の心に共感し、苦しむのを見ていられない人だ。もう既にあんな事をさせてしまったのだ。これ以上女である事を、その優しさに甘え利用してはいけないのではないかと思う


今まであやめ壊す事しか出来なかったこの手が、突然何か慈しんだり優しくしたり出来るとも思えなかった。

あんなに那由にもコウにも愛について教授されたのに、全然わかっていない。己は今まで一体耳を閉じてでも聞いていたのだろうか




日が高くなり、一行は小川の近くで休憩を取る事にした

皆は小川の近くで場所を定めた



逸彦はコウに尋ねる。この気持ちをどう整理すれば良いのか


“汝が思うほど難しくない

実穂高は実穂高だ

逸彦も逸彦だろう“


それだけだった。確かにそうだ。そのままだ。

己のままならば大丈夫という事なのだろうか。逸彦は考えすぎだと言われているのだろうと思い、己の考えを一先ず置いて、誰かに相談してみようと思った


水師は独身だし、宿世でその恋の成就を見たのだ、除外しよう

天鷲と玉記には相談したくなかった。女をどう思うかと聞いて、実穂高や那由をそう言う目で見たんだなと思ったら、首を締めてしまいそうだ。そこは己の反応を読めない訳ではない。実穂高や那由が絡んだ時にはこんなに嫉妬するのに、思い返すと他の女でこういう気持ちになった事は全く無かった。

いや、那津にもそうだったかも知れない。ただあの時は他の男の妻で依頼だったから、…ああ、それで会いたくなくて八年も経ってしまったのか。考え始めたら己はあの時相当に那津に恋していた。己の気持ちに鈍感だっただけだ。御当主の息子殿に殴られたのは、彼の妻を愛していた罪悪感もあったのだ。

那由と那津だって、別人格だ。己が勝手に都合よく同一人物で母なんだと思い込んでいただけではないか。今頃こんな事に気づくなんて…



津根鹿に聞いてみる事にした。だが何を尋ねれば良いのだろう

コウが言った


”生まれた赤児の事を尋ねよ“


そうか、と逸彦は思った。逸彦は津根鹿に声を掛けた

「津根鹿殿、尋ねて良いか」

津根鹿も歩きながら、逸彦が何か思い悩んでいるのは感じていた。先程から深刻そうな顔をしているかと思うと、笑顔になったり、眉間にシワが寄ったりとまるで百面相のように表情が変わっていたからだ


「何でしょう。我に何か答えられる事がありましょうか」

「津根鹿殿、子が生まれたばかりなのだろう。それは一体どんな感じなのだ。我はそう言う事を見聞きする機会が全く無く想像もつかぬのだ」

「子であるか…」

暫く何を話そうか迷った末、口を開いた

「凄い感動するのだ、生まれるとは」

一度口を開いたら、津根鹿は止まらなかった

「難産で、二日かかって、実穂高様にご祈祷して頂き…されど生まれそうになったら産婆に部屋を追い出された。程なく泣き声がして生まれた赤児を見た。小さくて赤くて、こんなにも小さいのに、指が揃って同じ数で、一度指を握ればもう離さない。命だ。小さな命があるのだ。しかも愛する女子がそれを生み申した。喩えようも無く顔映(かわ)ゆいのだ…」

逸彦は圧倒された。やや控えめかと思っていた津根鹿をこれ程語らせる赤児とは何者なのだと思った。

「それは…愛なのか」

「ああ、愛を感じる。守ってやりたいと思う。与えてやりたいと思うのだ。何がこの子の人生に良いのか、どんな才を持っているのか、今はこの子の口は母に似ているとか、鼻は父である己に似ているとか…話が尽きぬのだ」

「寝ても覚めても見ていたい。見飽きぬ。寝ている赤児が小さな口で溜息を一人前につくも嬉しいのだ…」

「それは他人の赤児と己の赤児は違うのか」

「無論違う。何故だろう。他人の子も愛しいが、我が子とは比にならん。逆に我が子が生まれてからは他人の子の良さも少し理解できるようになったかな…」


逸彦は那津が己を「我が()づ児」と言った事を思い出した。その時に那津が言った言葉を思い出した

「愛は我が子の願いを叶えるのだ。親は我が子の願いが他愛ないと思っても、叶えたいものなのだ。そもそも、そのものをそのものたらしめるのが愛の力」

それから、宿世で瑞明夫婦の家を初子が生まれた後に訪れた冬を思い出した。家の中は赤児が居るだけで何やら賑やかで明るい空気が溢れて居た


その感覚は、先程コウが言った通りだった。実穂高は実穂高で、逸彦は逸彦だった。そのただ一人を愛するという事が、友を愛するのとも母を愛するのとも違う深さであり、唯一無二だと確信できた。ならば過去に会った女とのような事は起きようも無かった。


実穂高は実穂高だ。あの人は愛を良く知って、賢いのだ。愛を人智で測る事はできない


逸彦は実穂高を女子(めなご)だとわかって己が混乱した時に思い出したコウの言葉を、もう一度、(つぶさ)に思い出してみた


“愛を愛と見出す者は己の内に愛を持つ故だ

相手に愛される代償に愛するのではない

見返りを求め愛するのでも無い

相手は愛の呼び水だ

愛が起こるは然り逆らう事も留めることもできぬ

己の内の愛を感じることこそ大切なのだ

それが己の内にある事を誇れ

愛がその身体を通じて表される時にはいつも道の只中に居る”


全てその通りでは無いか。コウが最初に言っていたのに、受け入れなかっただけだ

実穂高が己の内に愛を呼び起こす存在であるならば、何故そんなにも恐れる必要があろうか


津根鹿は逸彦が突然嬉しそうに顔つきが変わったのを見て驚いた

「如何された逸彦殿」

「いや、わかった。有り難う津根鹿殿」

逸彦は津根鹿の肩を軽く叩いて機嫌良く去った

何をわかったのだろう。津根鹿は何か少し怖い気がした


逸彦は実穂高の元へ急いだ

人物紹介


逸彦…鬼退治を使命とし、鳥に導かれながら旅をする。宿世の記憶をずっと受け継いで生まれ変わりを繰り返している。移動は常に、山も崖も谷も直線距離で駆けるか木々を伝って行けば良いと思っている。寝る時は木の上

コウ…逸彦の心の中で逸彦の疑問に答えたり、導いたりする内なる声。コウは逸彦の命であり、鬼と戦う時刃(やいば)を動かしている。宿世「コウと共に」で登場

実穂高…鬼討伐の責任者。陰陽師。実穂高は実名ではなく通称。孤児で今は亡き賀茂の当主に才を期待されて跡取り候補として引き取られた

水師(みずし)…実穂高の側付きであり弟子。商人の子だったが、元服と同時に実穂高の側付きにと言われて実家から厄介払いされた。目指す相手の居所をわかる特技がある (宿世 和御坊、瑞明「コウと共に」に登場)


玉記…実穂高の京での信頼できる友であり、実穂高と水師の剣術の師。途中から鬼討伐に参加。大柄で長身 (宿世 小野篁「流刑」。水の龍 天河「コウと共に」にて登場)

天鷲(あまわし)…玉記の友人。従妹 (さかえ)の病の事を実穂高に依頼し、途中から玉記と共に鬼討伐に参加 (宿世 源信(みなもとのまこと)「上京」。地の龍 金剛「コウと共に」にて登場)


実穂高が集めた討伐の面々

宮立 父 太方(ふとかた)…亡き妻の口寄せを依頼して実穂高と知り合う。(宿世 宮地家の御当主で那津の義父「護衛」、村長(むらおさ)「桃語る」に登場)

宮立 倅 細方(さざかた)…(宿世 宮地家の息子でご当主、那津の夫「護衛」に登場)

津根鹿(つねか) …妻子出産の祈祷で実穂高と知り合う。出世は訳ありで、誰が父なのかは実穂高だけが霊視で知っている(宿世 宮地家の孫で那津の長男「護衛」の最後に登場)

西渡(さえど)… 剣士。妻の死体が蘇って歩き回ったという件で霊を鎮める祈祷を依頼し、実穂高と知り合う。(宿世 男「桃語る」で登場)

佐織(さおり)の翁…婆の病の相談で実穂高と知り合う。実穂高は彼と接すると笑いがあって愉しいと思うが、逸彦の見立てではいくつもの死線を潜り抜けて来た凄い人物なのに自然体なので表に凄さを見えない人(宿世 翁「桃語る」に登場)


伏見…海沿いの難所を通り抜けるのに困っていたところ通りかかった討伐の一行と合流。自分達の領地周辺の鬼調査をしていたが、以降行動を共にする(宿世 布師見「城」に登場)

木ノ山…伏見に仕える。話しぶりが大袈裟(宿世 木之下「城」に登場)


獅子吼(ししく)…鬼大量発生で壊滅した甲斐国出身の者。久しぶりに帰郷したら里の妻も仲間も全滅していた。鬼をやっつける事しか思い浮かばず、鬼討伐に加わる


(さかえ) …天鷲の従妹で幼馴染み。頭に鹿のように枝分かれした龍角を持つ。霊障による病で角を奪われて亡くなる (宿世 源信の妹、潔姫の生まれ変わり)

巽 左大臣…討伐の依頼主だが乗り気でない。ちなみに巽は本名ではなく通称

新路(しんじ)…巽の従者

芙伽(ふか)… 榮に霊障し、角を狙った女。黒岩に触れ、反命の大元が乗り移っている


那由…逸彦の母役、育ての親の人格。宿世で何度も母だったが、隠岐の島で逸彦が黒岩を斬って以来生まれ変わっても巡り合わない。鹿のような枝分かれした角があるが、霊眼が開かないと見えない。慈愛の化身。「流刑」に登場

那津…那由の子供として暫く生まれて来ない時に、同じくらいの年齢で生まれた人格。商家の娘那津を嫁ぎ先まで護衛する「護衛」に登場

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