両親の帰郷1~お母様が倒せない~
ごめんなさい、更新遅くなりました!
なかなかいいネタ思いつかなくて…。
後仕事も忙しかったですし…。
でも、その分面白くなってると思います!
今回はぶるすぱっ!との繋がりをちょっとだけ意識してみました。
本当にちょっとだけですけど…。
後今回、あの達也すらかなわない人が登場します!
一体誰なんでしょうね?
?「はぁーぐぅー!」
ギュム!
祐介「にょわぁぁぁぁ!?」
突然、俺に何者かが抱きついてきた。
いや、何者かっていっても分かっちゃいるんですけどね…。
祐介「久しぶりだね。
お母さん。」
そう、今の今まで登場しなかった我が母、早乙女 祐美。
そして我が父、早乙女 達幸。
2人とも神の愛し子である。
いや、神の愛し子だった。
神の愛し子としての力を失った訳ではない。
むしろ逆だ。
俺の親は2人とも神の愛し子の力を凌駕し、人類の最終段階、聖霊化している。
聖霊化
人類の最終段階とも、超進化人類ともいわれる。
聖霊化するには、魔力・知力・体力・財力など、すべてにおいて高いレベルを必要とし、さらに運も必要とされる。
聖霊化することにより、人間という殻から解脱し、人としての限界を無くす事ができる。
また、不老不死となり、永遠の命をも手に入れられる。
しかしこの世界では聖霊化するのに適してないのか、聖霊化した後はあまりこの世界に留まる事ができない。
故にオレの両親は、ごくたまにしか会いに来れないのだ。
裕美「ゆーちゃん、ますます可愛くなったわね!
おかーさん、嬉しくって会いに来ちゃった!」
ぎゅうううう!
祐介「ちょっ…待っ…。」
あの…お母様…抱きしめ過ぎです…。
苦しいんですけど…。
あ…なんか…綺麗なお花畑が見えてきた…。
あはははは…。
なんか楽しくなってきたよ…。
裕美「…ん!」
声が聞こえる…。
裕美「ゆ…ち…ん!」
聞いててとても安心できる声…。
裕美「ゆーちゃん!
死んじゃダメー!」
祐介「みゃっ!?」
裕美「ゆーちゃん…。
良かったぁ…。
おかーさん心配したんだよぉ…?」
あの…あなたのせいですよね?
自覚してます?
裕美「もー
急に寝ちゃうなんてヒドイじゃない!
おかーさんさみしかったんだよ!?」
やっぱし自覚なしですか…。
懸命なる読者諸君はお気づきだと思うが、我が母は超がつくほどの天然である。
そして、最もその天然に振り回される哀れな羽虫が蜘蛛の巣に自らかかりにやってきた。裕美「あらたっちゃん!
おかーさん帰って来たわよー!」
そう…我が愚兄、達也である。
達也「げ!
かーさん…。」
裕美「げ?
たっちゃん…なんか変な物でも食べたの?」
達也「い…いや…何でもない。
と…とりあえず、お帰りかーさん、あーんどとーさん。」
達幸「ええい!
実の父親を、オマケみたいな迎え方をするでない!
我が輩はアレか!?
カード入りチョコウエハースのチョコウエハースか!?
カードだけが目的の子供に捨てられるだけの哀れな存在なのか!?」
えー…見ての通り、お父さんは我が愚兄と同じく、顔は良くともとても残念な性格をしています…
いや…むしろ、あの愚兄すら上回るテンションの高さの分、より残念な人かもしれません。
達幸「うーむ…。
しかし、本当にますます可愛くなったな祐介!
裕美の若い(幼い)頃にそっくりだぞ!」
ドンッ!
瞬間、なにやら凄まじい覇気が辺りを包んだ。
その覇気の出どころは…。
達幸「ゆ…裕美…?」
裕美「あなた…?
私はまだまだ若いつもりですけど?」
ヤバイ!
あの状態のお母さんは誰にも止められない!
その怒りが鎮まるのをひたすら待つしかない!
達幸「いや…だってお前…見た目16くらいでも、もう40近いし…。」
ワァァァァ!
地雷踏みましたをお父様!
もはやお母さんの放っている覇気は『殺〇の波動』みたいなのから、『穏やかな心を持ちながら、怒りによって目覚めた最強の戦士』っぽくなってますから!
…ここはもう、戦略的撤退しかない!
見ると我が愚兄も同じ結論に至ったようだ。
2人でうなずきあうと、同時にその場から逃げ出した。
ごめんお父さん!
あなたの死は無駄にしない!
約1分後、『ぎょぬうえひかたなはまなやまっ!』とかいう、よくわからない悲鳴が聞こえてきたが、聞こえない…。
オレ達にはなーんも聞こえない…。
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