見回り幼女
なんと!
まさかのPV32000、ユニーク5000突破しました!
なにげに作者が一番驚いています。
いいのかなー…。
なんか悪いことしてるわけじゃないのに、申し訳なってくるなー…。
こんな作者と小説ですけど、これからもおつきあいしていただけたら幸いです!
祐介「1つ聞いて良いかな?」
結女「なんだ?
私の答えられる事なら何でも答えてやるぞ。」
祐介「なんでオレはこんな事をしなくてはいけないのですか?」
結女「それは君が騒ぎを起こす元凶だからだ。」
祐介「むしろオレ巻き込まれている方じゃない!?
いや、まあ…、10000歩ゆずってそれは良いです…。」
結女「納得いかないと言う顔だな。
そんな風に我慢してると将来胃に穴があくぞ。」
祐介「もし開いたら確実にうちの愚兄が原因ですけどね…。
って、そうじゃなくて!
なんでオレがこんな恥ずかしい事をしなくてはいけないんですか!?」
こんな唐突な始まり方で(いつもの事だが)読者の皆さんは首をかしげているだろう。
現状を説明させて頂くとオレは今、風紀委員の見回りとやらをやらされている。
なんでも、騒ぎの中心にいるオレ自ら風紀委員の仕事を手伝う事によって周りの人達の暴走も抑制されるだろうと結女先輩はふんだらしい。
それはいい。
それはいいんだけど…。
見た目小学校低学年以下の女の子が、ネコミミ生やして、めるへんちっくな衣装を着ているというのはかなりシュールな光景ではないでしょうか?
しかし、それ以上に、この姿を不特定多数の人達に見られるってのが嫌すぎる!
結女「何を言う。
特にやましい事はしてないのだから堂々としておけば問題ない。」
祐介「できるかぁぁぁっ!
さっきからじーっと見られたり、ヒソヒソ話されたり、血走った目で見られたりろくな事がないわ!」
そう、オレはさっきからこんな恐ろしい目にあっているのだ。
ていうか、ヒソヒソ話とかより、血走った目で見てる野郎共の方が多かったのは問題だと思う。
この学校の男子生徒はみなロリコンなのか!?
そんな事考えていると…。
結女「むうっ!
ふらちな気を感じる!
こっちの方で校則違反をしている者達がいる!」そんな事まで分かるんかい!?
ていうかふらちな気を感じられるんだったら、このオレの周りにたっぷりとある野郎共の乱れきった気には気づかないんでしょうか?
これはアレか?
木を見て森を見ずってやつなのか?
そんな事を考えている間にも結女はオレを引っ張られながら移動していた。
というかオレさっきから宙に浮いているんですけど
そうこうしているうちに、現場に着いたもよう。
結女「貴様らぁ!
いったいここで何をしている!」
そこには…。
達也「さあ!
よってらっしゃい、見てらっしゃい!
今回限りゆーちゃんの寝顔の服はだけver.の写真が一枚500円だよ!」
大量の男子生徒(一部女子)相手にオレの隠し撮り写真を売りさばく、うちの愚兄がいた。
…またコイツか…。
もう、何も考えずにぶっ飛ばしてもいいかな?
いいよね?
達也「ん?
ゆーちゃんいったいこんなところで何をしているのだ?」
祐介「それはこっちのセリフだ…。
いったい貴様は何をしている?」
達也「見て分からんか?
ゆーちゃんの写真を売りさばいているのだ!」
祐介「ほう…。
何が目的だ?」
達也「しれたこと。
ゆーちゃんの可愛らしさをもっと多くの人に知って貰おうと思ってな!」
祐介「さすが昔オレを落とし穴に落として、困った顔を見る為だけに三日三晩不眠不休で穴を堀り続けた男の考えはオレの思考のはるか斜め上をいくな。」
達也「ふはははは!
そう、ほめるな!
てれるではないか!」
祐介「言いたい事はそれだけか?」
達也「ゆ、ゆ、ゆ、ゆーちゃん?
なんか雰囲気が雛〇沢症候群Lv5に発症したみたいだぞ…。
ていうか、その両手に集まっている凄まじい魔力は何かなー…?」
祐介「裁きのいかずち♪
とりあえずここにいるみんな同罪だから♪」
達也「こんな時ばっかり可愛く言っても恐いだけだから!
ゆーちゃんのお仕置き痛いから嫌ー!」
祐介「KILL YOU BUSTER(和訳 ぶっ殺す)」
ぢゅごおおおん!!!
達也「ゴッパァァァ!
これまでか!
しかし、忘れるなゆーちゃん!
俺は必ず蘇る!
この世に欲望がある限り!」
祐介「どこの三流悪役だよ!
おとなしく滅びていろ!」
そんなやりとりの後…。
結女「ちょっといいか…?」
祐介「んにゃ?
なに?」
結女「この状況、どうするつもりだ?」
現在の状況は、祐介の放った裁きのいかずちの影響で無数の男子生徒達(なにげに祐介はフェミニストなので女子生徒は無傷)が死屍累々といった感じだった。
祐介「てへ
やりすぎちゃった」
結女「それですますつもりか?」
祐介「やっぱり…、ダメ?」
結女「うぐっ!(可愛い!
この笑顔の前にはすべての悪事を許してしまいそうだ!
落ち着けー。
落ち着け私…。
私はノーマル…、ノーマルなんだ…!。
それにここで屈したら、天に召された男達が報われん!死んでません)」結女「男子生徒達は自業自得とはいえ、校内であれほどの魔法を使ってしまったからな。
せめて反省文を書いて貰うぞ!」
祐介「は~い…。
まぁいっか…。
悪は滅びたし。」
しかし、あの男があっさり滅びるわけもなく…。
達也「ふっかぁぁぁつ!」
祐介「蘇った!?
そんな!
今回は絶対に復活できないようにすべてを原子レベルまで破壊したのに!!!」
結女「早乙女祐介…。
恐ろしい子!」
達也「さすがの俺も原子レベルまで破壊されたら復活に3分もかかってしまった。」
祐介「すべてを原子レベルまで破壊してもカップめん作る程度の時間で復活できるのかよ…。」
達也「だから言っただろう?
必ず蘇ると!」
祐介「そうだとしても、もう少し時間かけようよ…。」
達也「そんなことしたらゆーちゃんに会えないではないか!」
祐介「もうやだ…。
この兄貴…。」
やっぱり達也は永遠に不滅ですね…。
祐介…ドンマイ…。