仮面ラ〇ダーの戦闘員の存在意義における考察
不定期連載でごめんなさい!
作者の気まぐれにお付き合い下さり感謝します!
玄丈「今日こそは世界征服の第一歩として、この学園を支配してくれる!
行くぞ同士龍彦!」龍彦「ああっ!
今日はなんかうまくいきそうな気がするぜ!」
玄丈「うむっ!
なかなかに心強い言葉だ!
今日という日を征服征服への足がかりとしてくれよう!
行け!我がしもべあぢまよ!」
あぢま「ギー!」
玄丈にあぢまと呼ばれた男、本名大久保大介が奇声を発しながら破壊工作を開始し始めた。
破壊工作と言っても黒板消しトラップや、バナナの皮などのたわいないものばかりだが玄丈は満足そうだった。
ちなみにこのあぢまという呼び名は祐介のペットのヒロがいきなり言い始めたのだが、名前の由来も意味もわからない。
しかし何故かその呼び名が広まり、あぢまこと大久保大介を本名で呼ぶ人間はいなくなった。
その内きっと住民票の名前もあぢまになっているだろうともっぱらの噂だった。
まぁ、そんなこんなで非常にみみっちい破壊工作をしている玄丈一行だったが、そこに救世主が現れた!
祐介「やめんか!」
ゴスッ!ゲシッ!ゲシッ!ごりゅっ!
今のは、由衣の跳び蹴りが決まった後、空中でのアッパー、ハンマーパンチのコンボ、トドメのストンピングがあぢまに決まったところである。
あぢまは悲鳴を上げる間もなく気を失った。
しかしその表情は心なしか幸せそうだった。
玄丈「むぅっ…。
我がしもべあぢまはM体質だったのか…。」
祐介「いやいや…。
つっこむところはそこじゃないだろ…。」
玄丈「しかも幼女に蹴られて喜ぶなどとさすがにフォローできぬ変態っぷり…。
この村上玄丈!感服いたした!
あぢま!お前は2階級特進だ!」
祐介「もう何がなんなんだか…。
とにかく世界征服だかなんだか知らないけど周りのみんなに迷惑かけるな!
あと、幼女ゆーな!」
玄丈「ならば幼女改めネコミミロリ少女よ。
貴殿の言いたい事は分かったが…。
我々には世界征服という後には退けぬ野望があるのだ!
故にその意見への答えはNOだ!」
祐介「言いたい事はそれだけか?
もう面倒くさいから大技一発で決めさせてもらうよ!」
玄丈「むぅっ…。
なんたる凄まじい覇気!」
祐介の覇気に思わずすくむ玄丈。
祐介「悠久の時より来たれ創世の光。
無の大地の果てより来たれ滅びの闇。
今、光と闇が合わさり、全てを滅ぼす力を求む。
我の望むものを滅せよ『シャグナ・フロスト!』」
シャグナ・フロスト。
指定した空間を光以上の速度で動かし、消滅させる残虐無比な攻撃魔法。
普通、これを食らえばどんな抵抗もできず死ぬのだが…。
玄丈「おのれ…、早乙女祐介!
次こそは…、次こそは必ず!」
変態には大ダメージを負わせる事はできても、滅する事はできないようだ…。
そして、玄丈達はあしゅらな男爵の捨てゼリフを吐き捨て去って行った。
祐介「疲れる…。
本当に疲れるよ…。」
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