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PROLOGUE
なんか、小難しいあらすじですけど、内容はドタバタ性転換コメディです。
多くの平行世界の中にある、その1つの世界。
そこは魔法が存在する以外は特に地球と変わらない世界。
地球と同等の科学水準、そして世界の全ての人が魔法が使える。
ただし、魔法は基本的に平等に与えられる物、故に極々一部の人間を除き魔力の量そのものに差はない。
もちろん練度やセンスで個人差は出てくるが、最終的な魔力は同等なのだ。
しかし、10億人に1人の割合で桁外れな魔力を持つ人間が生まれる事がある。
人は彼らを神の愛し子と呼び、あるものは敬い、あるものは恐れ、あるものは憧れた。
なんにしても神の愛し子は誰にとっても特別な存在であり、世界中の注目をあびていた。
そしてとある国に世にも珍しい神の愛し子の兄弟がいた。
しかし彼ら兄弟は、特別扱いされる事を嫌い、自らの力を使い世界中から自分たちが神の愛し子だった記憶を消した。
これはそんな兄弟の日常をつづったものである。
すいません、性転換は次回です。