ストーカー襲来!!?
突然ですが、最近霊感が目覚めました…。
お風呂に入ってる時、なんだか、視線を感じる。
寝る前に電気を消したあと、決まって、物音がする。
しかも、霊感が目覚めただけならまだしも、学校への登校中、
まさに今だ…。
私は、後ろの電柱の方を、ちらりと見る。
そこには、黒い影が1つ…。
俗にいうストーカーというやつだ。
今日でちょうど1週間。
よくここまでがまんしたよな私。と、まだ今日でストーカーが終わる、とも限らないのに、私は私を誉めていた。
そんな私の名前は、大原未来奈、16才。
「さて、今日も、1日頑張りますか。」
そんな感じでいつも通りに気合いの一言を呟いて、
大通りに出ようとした、そのときだった。
「__っ‼?」
何者かに後ろから抱き寄せられて、動きを封じられた。
「何すん__!?」
言い終わる前に口を塞がれる。
「っく‼」
抵抗するが遠く及ばず、相手はよりいっそうその腕に力を込める。
そして、次の瞬間に。
「ごめんね、アース。フフっ。」
いきなり目の前に端整な顔立ちをした男の子があらわれた。
(ってか、近い‼)
すると、
「本当にごめんなんだけど、少し眠っててもらうよ。」
眩いほどの光が私の脳裏に刻まれ、私は、意識を手放した____。