サクラはPart1
鈴木 サクラは死んだ。去年の春。サクラにちなんでというのもおかしいが桜が満開のときに。俺のせいなんだ。俺が彼女の気持ちに気づいてやったらこんなことにはならなかったのだ。彼女は自殺をした。この学校の屋上で。俺が気づくのが遅くて俺が駆けつけたときに。ドアを開けたその瞬間に屋上から飛び降りた。
俺はいつもゲームばかりする。勉強はつまらない。だから勉強はしていない。しかし毎回毎回・・・テストで100点をとる。別にまわりのやつらにちやほやしてほしいわけでもないので黙っているが。鈴木は席替えで隣になった。小学校から今の高校まで同じで仲がいいのかよく分からないような関係に当たる。彼女はいつもテストは照れ笑いか、愛想笑いか、苦笑いなのか分からないような笑いをしながら席に座りそのテストを折り紙のように毎回いろいろな形にする。そしてさいごはどこかに飛ばす。34,5点のテストを。
俺と彼女は正反対だ。俺は別に友達なんて要らない。彼女も要らない。人間関係なんて。この世界狂っている、そう思っている。
しかし彼女は人間関係をしっかりと重視している。
だから正反対なのだ。しかし同じなのだ。勉強はつまらない。そしてこの世界を好きではない、ということでは。




