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誰かをPart1
「はあ・・・」
少女―吉良はため息を吐いた。少女は学校に行きたくない。しかし親には無理やり行けといわれる。吉良は嫌々行っている。仮病はもうしすぎた。吉良の行きたくない理由―めんどくさいのも一つの理由だが。
「よう。よく来たな。東。ノート見せろよ。」
「・・・嫌だ。」
「はぁ?いいから貸せよ。」
ここは女学院。女子だけの学校。この男っぽい性格なのが広川あゆか。そしてその後ろでにやにやしているのがこっちからみて左が後藤由美。右が佐藤実黎。そしてその後ろでおどおどしている人らが2年3組の人たち。目をつけられないようにしている。
トイレに行けば上から水をかけられる。背中に何か書いた紙を貼られる。授業中は先生が背を向けたときに輪ゴムなどを飛ばしてくる。そんな学校生活。何が良くてこなくてはいけないのか。わけが分からない。
「はあ・・・なんだかな~・・・いっそ死んでしまえばここから・・・」
などといっても死ねない。そんなことは分かっている。勇気がない。屋上から飛び出す勇気が。




