~登場人物紹介~ 【ライルラド国 ・ イズーリ国】
登場人物の紹介を前に持ってきました。
【登場人物 ~ライルラド~】
☆シャナリーゼ・ミラ・ジロンド(19才)
お一人様でのんびり子ども達に関わって生きていくのが夢。ジロンド伯爵家長女。
十二才で二回り以上の婚約者ができ、破談させようと悪い素行と噂でこれを撃退。その後男性不信に。破断から五年。再び現れた求婚相手・サイラスの向ける悪意のない目に戸惑いながら、段々追いつめられている。
とにかく、周囲が勘違いしていると思っている。
ストレス発散には運動。鞭の才能がある。怒ると口と同時に足と手が出る。
☆ティナリア・ロゼ・ジロンド(16才)
『妖精姫』と噂される儚げな美少女で、シャナリーゼの妹。
かわいいものやヌイグルミが大好きだが、もっと好きなのは本の世界。恋愛小説を愛するが、ふとしたきっかけからBLへどっぷりハマった中身残念な美少女。
理想の相手の条件は、まず第一に趣味を分かち合える人。
相手の庇護欲を無意識にかきたてているらしく、意外に同性の守り、姉と兄の鉄壁の守りが重なり、なかなか男性は近づいてこない。
☆ジェイコット・オルド・ジロンド(22才)
ジロンド家長男。騎士団所属。大柄で威圧感がある。腕が立つ。
姉妹に近づく男には容赦しない。サイラスとは一戦交えた後、応援にまわっている。そのせいで「お兄様のバカ!」と怒鳴られた。
実はかわいいもの好き。ウィコットに好かれようと、餌付けに必死。
☆ジロンド伯爵(44才)
シャナリーゼ達の父親。
妻一筋の顔の怖い人。血筋らしいが、弟はまったくその要素がない。
シャナリーゼの結婚には本人の同意を、と思っているが妻同様に賛成派。
☆ジロンド伯爵夫人(40才)
シャナリーゼ達の母親。
儚い美人で、ティナリアは母似である。シャナリーゼの髪は母似。
感情が高ぶると、早口でいろんな鋭い言葉を投げる。今は黙って子ども達の様子を見守っている。
☆プッチィとクロヨン
サイラスから贈られたイズーリの珍獣で保護種。貴重な毛を持っている。
好物はニンジン。一日二本が適量。それ以上食べると体調が悪くなる。特にプッチィは食いしん坊で胃腸がデリケート。性格はいたずら好きで元気なのになんで?とおとなしめのクロヨンは思っている。
プッチィ:白と茶のまだらウィコット(兄)。
クロヨン:真っ黒のウィコット(弟)。
*両親と妹がイズーリのサイラス私邸にいる。
☆アン(20才)
シャナリーゼ専属侍女。シャナリーゼが家を出たら、そのままついて行くつもり。
☆リリー(18才)
ティナリア専属侍女。ティナリア同様BLにハマった。
☆リンディ(16才)
ティナリアの親友で子爵令嬢。しかし、実は人気BL作家『ポリーヌ』として活躍中。
ティナリアがBLにハマったきっかけの人物だが、自分からはすすめていない。だが最近はティナリアと一緒になって人物観察をしている……らしい。
☆ライアン・エディ・ライルラド(23才)
『生温い皇太子』殿下。シャナリーゼとは妻との仲を取り持ってもらい、その後も何かと付き合いがあった。
サイラスとは学友である。サイラスから縁談の話を聞いた時は『人間違いじゃないのか?』と本気で心配した。
シャナリーゼに殿下扱いされておらず、今一つ強くなれない人物。
妻、命。
☆リシャーヌ皇太子妃(21才)
現在妊娠中(7~8ヶ月)。
ライアンとは恋愛結婚で、仲をとりもってくれたシャナリーゼには感謝している。
サイラスと話が合う。おかげでちょっとライアンが嫉妬している。
意志の強い女性で、完全にライアンを尻に敷いているが、外ではそれを見せない。
☆セイドリック・ハートミル(22才)
ハートミル侯爵家嫡男。一人っ子で、見かけの良さから、結構な遊び人だった。
レインに出会ってからは彼女一筋。結婚後も溺愛する万年花床夫婦。
ライアンの補佐官の一人。サイラスとは飛び級し留学したので学友。
シャナリーゼを嫌っていたが、最近は少し態度が軟化した。
☆レイン・アナ・ハートミル(19才)
シャナリーゼの数少ない友達の一人。おっとり美人。
乗り物酔いがひどく、新婚旅行もほとんどが酔って寝ていた。
本人は無自覚だが、会話術の達人らしく、侯爵家家人はおろか、順調に人脈を築いている。
セイドリックとよく二人の世界にトリップしている。
☆イリス(20才)
シャナリーゼの数少ない友達。やはり恋愛結婚をしたが、最近マンネリで悩み、シャナリーゼに相談したところ、見事懐妊。今作もっともふつうの夫婦――ただし、年上の旦那の愛が少々粘着質なことに、本人がきづいていない。
☆マニエ・アルシャイ(25才)
S属性を盛大に発揮している子爵令嬢。離婚歴あり。
20才で結婚したが、夫に合わせてS属性を封印し、さらに冷遇されたために心身ともに傷ついた過去を持つ。――が、現在は復縁をせまる元夫を足蹴にし、調教中。
百合の世界もドンとこい、な今作最強のSなお方(正直、この人のインパクトあり過ぎです)。
☆エジュール・モンス・エンバ(30代半ば)
マニエの元夫で、自分の容姿に自信を持ち、フェリーナを愛すると公言していた子爵。愛称はエッジ。離婚直前に眠っていたM属性が、マニエの解放されたS属性に刺激されたものの、あっという間に離婚成立。その後マニエに復縁を迫り、完全に依存している。
37話で、やっと渡せた婚姻届を破られて石化中。
☆フェリーナ(23才)
手広く商売をする富豪の娘。
エンバ子爵とは彼の結婚少し前から、お互い一目ぼれで付き合う。
エンバ子爵を盲目的に愛し、妻であるマニエを冷遇し、その後自らも遠ざけられた原因をすべてマニエにぶつけた。36~37話で暴走。
☆ファナシス(30才)
ジェイコットの騎士団の先輩。基本面倒くさがり。ややいい加減だが、面倒見は いいらしい。
☆シェナックス孤児院・フェリム孤児院
シャナリーゼとジロンド家が融資、慰問している孤児院。
王都の外れにある。
☆『シャナリーゼ様に憧れる子息子女の会』
会長はフィニア・アニール・ネルテット公爵令嬢。
噂の良くない男性や女性をやり込めたり、どうみてもおかしな自分の縁談を破談に持ちかけたりとした功績が、いっぱい美化されて伝わった結果発足した会。
シャナリーゼが実は恥ずかしがり屋だと、会では勝手に認定している。
☆『ジロンド令嬢に憧れる子息子女の親の会』
会長はネルテット公爵。
徒党を組んだ子ども達が暴走しないように、シャナリーゼの良い部分を真似させてなんとか抑えようとしている親の会。
基本、会長が娘に甘いので活動はない。
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【登場人物 ~イズーリ~ 】
☆サイラス・ホトス・イズーリ(23才)
イズーリ国第三王子。派遣軍軍司令管。
黒髪に鋭い青い目(祖父似)で、整った顔つきだが素の第一印象は悪い。
必要に応じて「王子様モード」を展開する、腹黒真っ黒墨汁男。
道具使いが得意で、司令官としては優秀。
「王子様モード」発動中はモテるが、一目ぼれしたというシャナリーゼには最初から素でアタックしてケンカに発展。
シャナリーゼへの贈り物については意表をついたものばかり送っている。
別名「ウィコット大使」と言われるほどウィコット保護に尽力している。
☆エージュ・マロウ(25才)
黒い細めに黒髪の補佐官兼執事。基本執事服。
温和そうな表情でいるが、時々毒も吐く。
そして根に持ったことは必ず復讐する。おもしろいことが好き。
細身の体格ながら、剣術の腕はサイラスと互角。軍へのスカウトがとまらないが、本人にその意思はない。
☆マディウス(30才)
イズーリ皇太子。サイラスの長兄。
黒く長い髪ときりっとした黒目の美丈夫。
観察力に優れており(母似)、加減しながらも試練を与えてくる。
妻とは恋愛結婚だが、母が絡んで大騒ぎになったこともある。
顔に騙されると危険な人。シャナリーゼ曰く「魔王」。
☆ミティア(23才)
イズーリ皇太子妃。
現在妊娠中(初期)。基本穏やかな性格で、精神的にも弱かった。
その後王妃によって精神面をだいぶ改造された様子。
☆イズーリ国王
青みがかった黒目に黒髪。
がっしりと鍛えられた体格に、きりっとした眉に口髭が特徴。
寛容で人当たりのいい雰囲気を持つが……。
根回しは得意。個性的な家族をまとめ上げているので、実は怖い人?
シャナリーゼとの繋がりは手紙による「ごめん」の一言だけ。
☆イズーリ王妃
茶色の目に栗色の髪をもつ、見た目穏やかな美女。
先王のカリスマ性に取りつかれた一人で、薬学に詳しい。
母業より王妃業を優先させている人で、必要とあらば容赦しない。
ストレスが溜まると暴走。ミントティーで落ち着く。
ペットにヤギの「ミルクとクルミ」を飼っている。
☆アシャン・マリー・イズーリ(17才)
イズーリ国唯一の姫でサイラスの末の妹。
青みがかった黒目はやや三白眼気味。長いストレートヘアーで華奢。
好きなものは肉と恋愛小説。しかも大食漢。
口下手で感情表現が下手。普段は片言。心の中は毒舌らしい。
なぜかティナリアと意気投合。BLに軽く触れ興味を持つ。
シャナリーゼの濃い友人達を見て、時々何か思うことがあるらしい。
☆ナリアネス・ビルビート(28才)
侯爵家次男で男爵位を持つ。派遣軍中隊長。サイラスの部下。
鋭い黒目に短髪のうねった黒髪を持ち、角ばった顔からお見合い15連敗 中という記録保持者。
巨体で仏頂面であり、シャナリーゼからは「熊」呼ばわりされている。
東の国シャポンが好きで、家に茶室を作った。
適応能力が野生動物並みであり、シャナリーゼに敵意を剥きだした所、 鞭で一打ちされた。
更新していくかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。