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忘れていた連絡



ジャンク屋エレガントから帰還したレン一行。



しかし─



そこには予言書が─!?






─第7話─



ネリ博士研究所。



ジャンク屋との話し合いを終え、研究所へと帰還した3人。


今夜行こうとしていたとは…と、リンは道中愚痴をこぼしていた。



無理もない─

仲間が1人行方不明になり、危険な橋を渡っている自覚が全く足りない…と、レンも痛感していた。



だが─

彼らの通ったルートであれば、簡単に侵入は出来るかもしれない。



作戦を練り直す為に、博士にも意見を聞いておいた方がいいかもしれないと考えていた。



『ネリ博士!戻りました!』



レンが声を掛けるも、返事がない。


作業していたと思われるデスクの上にも、空になった愛用のカップが置かれたままだった。


トイレだろうか?きっと、またスグに戻って来るだろうと思っていた矢先に、ウカの眠るBOXの上には予言書らしき古びた本が置かれていた。



『予言者!?ここにも来たのか!?』



そう声を荒らげるレンを見ながら、リンもまさか博士にも来たんだ…と、極めて冷静に呟く。




─キュイーン…




聞き慣れない、機械音が奥から聞こえた。


その音を頼りに奥に行くと、ネリ博士が自らの手で作り上げ、5年前の戦闘でバラバラになった戦闘アンドロイドの試作機達を解体していた。



『やぁ、帰ってたのかい!』



にこやかな笑顔と共に、ネリ博士は答えた。


とてもじゃないが、最近戦闘アンドロイドの開発に行き詰まり、日々頭を悩ませて居た科学者の姿には見えなかった。



『博士、どうしたんですか??』



そんな普段とは全く違う博士に戸惑いながら、レンは尋ねる。



もしかしたら、予言書に何か書かれており、新しい発見や発明について知り得たのかもしれなかった。



『ん?あぁ…ちょっとね。』


博士には質問は聞こえていたとしても、作業に夢中で今はそれどころではなさそうだ。



予言書の事を考えると、とても興味深かったがその内容については、とても教えてくれそうもない。



『ジャンク屋の方は、もう良いのかい?』



鼻歌交じりに質問を重ねるネリ博士は、見るからにご機嫌だった。



『今夜、行こうと思います。』



そう告げてみるも、そう、気をつけてね。



と、一言で返され、相談をしても今は無駄だろうな…と、悟った。


こうなった博士は、ほとんど他人の話を聞いてないに等しい。



この5年の間に、それはもう熟知していた。



何かに没頭し、何かにのめり込んでいる博士は何を言っても、うわの空で後でもう一度教える必要があるのだ。


科学者特有なのか、元々の性格なのかは知らないが、他の誰にも止める術はなかった。



仕方ないな…と、リンと目を合わせながら諦めていた時に、突然レンの持つ端末が鳴り出した。




┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈




ジャンク屋エレガント事務所内。



『あ!やべっ!!』



レジスタンスが帰った後で、ソラが突然叫んだ。


その声を聞き、周りに居たメンバーも何か大きなミスをしたのか?と、不安げな表情をしている。



『この前の、刀を持った奴の事を話してない。。』



しまった…と、言う様な表情で、頭をポリポリとかきながらどうしようか?と、事務所内を歩き回っている。



『端末を使えば?』



イチに言われ、ハッとなり、使い方が良くわからないながらも、何とか連絡をしてみる事にした。






レン達が帰った後で、連絡を忘れていたソラ



何とか送信してみることにした─



のだが……



今後の展開をお楽しみに─

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