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第18話



 ミズキとはよく喋ってたけど、俺とは、全然。


 ピアノ教室に行ったのも、“仕方なく“って感じだった。


 保育園の頃は。


 行ったってすることないし、ピアノにも興味はなかった。


 だから、いつも庭でサッカーの練習をしてた。


 …まあ、うろ覚えなんだけど。


 保育園の頃のことなんて、ほとんど覚えていないことが多い。


 ただ、初めて彼女に会った日のことだけは、よく覚えてた。


 聞き慣れないピアノの音色と、開け放した窓の向こうに見える、暖かい春の日差しを。




 「……どういう…意味…?」



 そう聞かずにはいられなかった。


 彼女の言ってることは間違いじゃない。


 でも普通、そんなこと言わなくないか…?


 自分のことが「好き」って…



 「あれ?違った?」



 …違わない…けど



 目が泳いでしまった。


 素直に頷けない自分がいた。


 想定外の言葉すぎて、返す言葉さえ見つからなかった。


 戸惑う俺を横目に、彼女は言った。



 「「好き」という言葉の意味は、まだ、知らないけれど」



 ——と

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