詩 血塗られたホラーゲームの結末を
一人消えて 二人目も消えた
三人目だってすぐ消える 四人目の私はいつ?
瞼降ろして そこで 常闇待ち構えている
――世界を超えて たくさんの人たちの思いが
――君を救いたがっている
泣き声と嗤い声が 響き こだまする
狂気がうつり 肥大化していく中で
大切なものを見失わずにいられる?
――誰もが願っていた みんなが祈っていた
――悲しき彼らの魂が 救われますようにと
ページを破って捨てるように 乱暴に結末を告げられた
血塗られた舞台劇に 正しい結末をもたらす
「ストーリー」
君は一つのゲームを手にした。
七つあるエンディングはすべてバッド。
けれどそれは、有名になるほど残酷で美しかった。
人々は互いに語らいあい、どうすれば愛しき彼らが救われるのかを模索し始める。