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プロローグ

突然終わるかも知れませんがご了承ください。

 俺は今、木の上にいる。

 ここなら見つからずにサボれるなぁー。


 「ガーク、サボんなぁあー!」


 あ、呼ばれた。面倒くせー。

 呼ぶなハゲ。 


 「おい、今なんて言ったんだガーク?次言ったらぶっ○すぞ」

 

 おーおー、怖〜い。

 この距離聞こえんのかよ。

 てか、エデルさん戦争中なのに余裕ありますねぇー。俺は今すぐにでも家に帰りたいですよ。


 「ガーク。お前は家なんて高尚な物持ってねぇだろ?何言ってんだか」


 はー、言いますねぇ。

 泣きますよ俺。

 ここが帰る家じゃないですか〜。


 「勝手に泣いてろ馬鹿が」


 あー、言ってはいけないこと言った〜。エデルさん、傭兵の訓練学校に通ってた頃に習わなかったんですか?


 「習うって何のことだよ、お前の屁理屈は習ったものだってことか?」

 

 はぁ。


 「お前今、露骨なため息したろ」


 エデルさん、髪の毛スカスカなだけで無く、頭の中までスカスカだったとは、やってられませんねぇ。


 「好き勝手言いやがって」


 まぁ、いいでしょう。

 訓練学校で、チームワークの大切さは習いましたよね。


 「習ったな。だが、それとお前の家について何の関係がある?」

 

 エデルさん、コミュニケーションって知ってますかー?

 

 もしかしてコミュ障拗らせ過ぎて、髪の毛とのコミュニケーションに失敗したんですか?


 「お前…本当に○すぞ」


 エデルさん落ち着いてください。

 コミュニケーションの基本は、お互いの言われたく無い言葉を知ることですよ。

 何処かの誰かが言ったでしょ?彼を知り己を知れば百戦危うからずって。


 「はぁ。良く言えば、お前にとって馬鹿と言われるのは、気が滅入るってことか?」

 そういうことです。

 仲直りしましょう。


 「悪かった」


 ふう、ひとまず良かった


 「その理屈だと、お前は俺に言うことがあるだろぉお?」

 あっ、やべぇ。

 俺が悪かったです。だからどうか、エデルさん落ち着いてください。

 


 今回の作戦の通達がされた。


 「おい、ガーク。エデル傭兵団は、左側から潜入しろだとさ」

 アイアイサー。

 ていうか、この戦争いつ終わるんですか?まじで休み欲しいっすわー。めんでぃーめんでぃー。戦争だりぃー。

 「ガークさん、しっかりしてくださいよ」

 あー、分かったよ。リザ。

 だけど、お前も戦争は、もう嫌だろ?

 「そうですね。戦争はもう懲り懲りです。傭兵なんて職業やってる人は皆、戦争嫌いですから。まぁ、一部の例外はいますけれど…」

 戦争終わんねぇなぁ。

 俺はもう、人が簡単に死ぬのは見たくない。

 疲れたなぁ。

 「ガークさん。何時になるか分かりませんが、この戦争が終わったら一緒に一杯しましょうね!」

 そうだな。

 飲みに行くか…。

 

 あー、ビール飲みてぇ。






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