ラブコメ
これは作者が、自分の終わった初恋を終わらせたものです。
なかには、やさしい友達と、かっこよくない主人公と、かわいいヒロインがいます。
作者の妄想と理想とすこしの現実を読んでくれると幸いです。
___________________________________________
春は、さくらがきれいです。空はあおいです。すこしの雲とたくさんの日が上から僕をみてます。
春は、出会いのきせつです。君はきれいです。すこしうれしそうで、さみしそうに僕をみてます。
春は、すきです。
三年生の春、君は閉校になった学校から八橋小学校に来ました。肩まである黒い髪、白い肌、大きい瞳。
はじめて「女の子」を見つけました。
女子をみたこと無いわけではなく、童話にでてくる白雪姫のような、シンデレラみたいな「女の子」を見つけた瞬間でした。
君はふわっとした髪をゆらして教室に入ってきました。白いシャツに黒いズボン。
「今日から、みなさんの友達になる小倉萌愛ちゃんです。みなさん仲良くしてくださいね」
岸田先生が紹介した君は少し緊張してました。
「はじめまして 小倉萌愛です よろしくおねがいします。」
朝の会が終わるとみんな君の机に集まりました。そして質問祭りです。
「どこからきたの?」「山のほうから」 「なにがすき?」「ハンバーグ」 「かみ さらさら」...
質問攻めから解放された君は少しつかれてて、机に右手を枕に突っ伏して。 こっちみた。
「ん?」 「なにみてるの?」 「そら」 「ふーん...」
って、そっけな。
「つぎ理科室だよ」 「どこ?」 「あー ついてきて」 「ん」
君に近づいて。
「いこ」
手をだす。
「んっ」 握らず立つ。
ざんねん。 手をおろして理科室にいく。
_________________________________________
出会いはノンフィクションで書いた。書き直す必要もない程、君はきれいだった。