第72話「ミストルのボス・イツラクVSアルターエゴ構成員赤坂&蒼樹VS祭達」
VSとか書いてますが戦闘描写はあまりないです。
サクッと終わらせて紫電達の方も書いていかないと…
そんな訳でワンダーランドウォーズの戦績発表の時間です。
6戦4勝2敗です。
お金が無いから無料分しかしてないのでいつも以上に少ないです。
無料分だけでも楽しめますからね。
なら、何でいつもあんなにしているのかって? 楽しくていつも間にか時間とお金が消えているからです。
ミストルのボス・イツラクは身にまとっている大きな機械を器用に使い、同時に襲い掛かってきたアルターエゴの構成員の赤坂と蒼樹を吹っ飛ばす。
「オラァ!!」
「グゥワァ!」「きゃあ!」
「今だ! とりゃあッ!」
祭が大振りの隙を狙って槍を振るうが…
「甘いわ! てめぇは俺の部屋の前でふざけてくれたからな。簡単には終わらせねぇ。かわいがってやるよ」
「悪いが、私は男に可愛がってもらって喜ぶ趣味はない」
「ふん! 安心しろ俺にもねえ…よっ!」
「くッ!」
イツラクの攻撃を祭はぎりぎりで避けた。
その二人の隙をアルターエゴの蒼樹が持っている武器の薙刀で攻撃しようとしたが…
「させません!」
「ちっ!」
雪菜が同じ薙刀で、蒼樹を攻撃する。
「邪魔をするな!」
「祭さんの邪魔はさせません! それに…同じ武器を扱う者同士、貴方の戦闘技術…興味があります!」
「上等。赤坂! そっちは頼んだぞ! 俺はこいつの相手をする!」
「ええ! ちょっと勝手にそんなことしないでよ! わたしひとりじゃ不安だよ!」
「頑張れ!」
「そんな無責任な!」
「そんな喋っている余裕があるのですか!」
「あるに決まってんだろ!」
その後、雪菜と蒼樹はその場から離脱、場所を移して戦闘を開始した。
「芽衣…さん」
「どうしたんだい? 叢雲君」
「雪菜さん…の方について…あげてください。もしもの…為に」
「……雪菜君には悪いけど、そうした方がよさそうだね。叢雲君、祭君共々無事でいてくれよ。紫電に悪い報告はしたくないから」
「そんな…無茶は…しない…よ? 安心…して」
「念のために言っただけだから気にしないでいいよ」
そのまま芽衣は雪菜の方に向かって走っていった。
叢雲も目線を祭の方に戻すとイツラクと祭がぶつかり合い、そこに赤坂が割って入るが両方の攻撃が赤坂に襲い掛かり、回転しながら吹っ飛ばされているのが目に映った。
「おい、あれ大丈夫か…綺麗に入ったぞ」
「さあ? 声…かけて…みる?」
「あの戦いの輪に入るくらいなら声かけた方がいいと思う」
そういう事で叢雲は吹っ飛ばされて、倒れてイタイよ~と言って泣き顔になっている赤坂に声をかける。
「うぅ、もう嫌だよ~。どうしてこうなったの…」
「大…丈夫?」
「大丈夫じゃないよ! 蒼樹は勝手するし、他の人達はモンスターの方に行っちゃうし、私の相手はあれだし、もう嫌だよ…帰りたいよ~」
「気持ちは…分かる…よ?」
「その優しさがつらいよぅ…でもありがとう…敵でもそう言ってくれるのは嬉しいよ…」
何か他の人が見たら、悲しいようなそれでいて温かい目で見られるようなそんな光景が激戦が行われている隣で繰り広げされていた。
「本気で舐めてんのかてめぇら! 人の拠点で何遊んでんだ!」
「叫んでいる余裕はねえはずだろう! 『コネクトダンス』!」
「手前もしつこいんだよ! お前とはくぐってきたモンってのが違うんだよ!」
「くっそぉぉ!」
イツラクは祭を吹っ飛ばすと纏っている機械から弾丸を出し、全方位に攻撃を始めた。
「…っ!」(引っ張る)
「うわわ!」(引っ張られる)
「きゃあ!」
「雪菜君! こっち!」
「野郎! 無差別に攻撃してきやがった!」
「不味い! 近すぎる!」
イツラクの全方位攻撃に対してそれぞれが様々に避ける。
「ほう、あれを避けるか。流石にここまで来るだけの実力があるもんだな」
「いまさら何を言ってやがる。当たり前のことだ」
「強がっているのはいいが、一番至近距離で受けたお前は左腕を負傷。その状態で俺を相手取るのは難しいだろ?」
「………」
「ククク。今回はこのまま見逃してやるよ」
「…どういうつもりだ」
「強者の余裕ってやつだ。それじゃ、退場願おうか」
「っ! 下から風が!?」
真下から人を吹き飛ばせれるような強さの風が吹き、アルターエゴの二人が開けた穴から全員追い出された。
祭達は地面に着地する。
そして、同じく追い出されたアルターエゴの蒼樹と赤坂と向かい合う。
「穴がもう何かでふさがっている…それで、お前たちはどうする?」
「…今回は引くよ。赤坂が世話になったみたいだしな…赤坂行くぞ!」
「あ、待ってよ蒼樹! その、ありがとね。助けてくれて」
「気に…しないで」
そのまま、アルターエゴの二人は帰っていった。
「…行ったか」
「祭…左腕…大丈夫?」
「大丈夫だ。それよりもゲートの方に行った紫電達が心配だ。あれからかなり時間が経っているはずなのに一切連絡が無いなんて…」
その時、叢雲の通信機からレイアの声が聞こえてきた。
『良かった繋がった!』
「どう…したの? そんなに…慌てて」
『手が足りないんです。援護に来れますか?』
「祭は…難しい。左腕を…負傷してる…から。私と…芽衣さんが…向かう…よ」
『ありがとう叢雲ちゃん。待ってるね』
そう言ってレイアからの通信は切れた。
「私も行くぞ」
「ダメ…雪菜さんと…休んでて」
「しかし…」
「…いいから」
叢雲の言葉を聞いて祭はおとなしく叢雲に従うことにした。
その祭の様子を見て、叢雲と芽衣は紫電達の援護に向かうのだった。
というわけで次回は時間を戻してゲートの方向に向かい、苦戦しているらしい紫電達の様子を書いていきます。
…最近まじで戦闘描写を書けなくなってるな。こんなの小学生でも書けるレベルなのがつらい。




