第70話「ミストル拠点 構成員との戦い」
時間ないんで今回は前書きと後書きは省略します。
ネオンとつばぜり合いをしながら祭は相手の人数差を確認する。
祭達は四人、相手は六人…ネオンと前に見たテルル以外に相手には四人いるようだが、これで全員というわけではないだろう。
叢雲達も一人ずつ相手にしているようだ。
そんなことを考えているとつばぜり合いをしている祭に向けて余った二人がネオンの両側斜め後ろから仕掛けてきた。
祭はそのまま後ろに下がり回避するがネオンは下がった祭に合わせて前進、祭の心臓めがけて短刀を突き立ててきた。
その攻撃も祭は軽く弾いて反撃しようとするが残りの二人がそれを邪魔をして、祭に反撃のチャンスが生まれない。
(ちっ! 鬱陶しい。叢雲達も見ている限り援護に来てくれるほどの余裕はなさそうだし、どうにかして反撃入れて一人はもっていきたいところだが…)
「どうしたの? 随分と余裕がなさそうだけど?」
「その原因が分かっていて聞いてくるなんて随分と性格が悪いな」
「うふふ、相手より数が上ならこうなるのは当然。貴方がセレンとクロムの二人と私を相手にしてないと苦戦しているみたいの他の人の所に行っちゃうよ?」
「ホンットに性格悪い!」
「ふふ、さぁ~てここからは私達も手加減は無しよ」
そう言うとネオンは片手を残りの二人もそれぞれ改造されたモノを取り出す。
「うっ…出たよいつぞやかの片腕砲身。他の奴もあからさまな改造受けてるし、いつからこの小説はサイボーグ物になったのか…」
「祭さんもサラッとメタ話をしないでくださいませ」
「まぁ、そんなことは置いといて…厄介だな、皆も目に見えてヤバくなっているみたいだ」
「さぁ、この状況どうやって凌ぐ?」
そんな意地悪な顔をして煽ってくるネオン。
そんな時、祭の無線機から紫電から通信が入ってきた。
『祭ちょっと面倒なことになった』
「! 紫電。今こっちも大変な状況なんだけど、どうした?」
『ゲートが出現した。こっちのその対処に追われることになるから…もし、戦力が必要なら誰か向かわせるけど?』
「……いや大丈夫だ。何とかなる。そっちも頑張ってこい」
『…分かった。気を付けろよ』
「お話は終わったかな?」
「どうしてそうも、誰もかれもこっちが話しているときは相手は素直に待ってくれるのだろうか」
「ここの作者がそういう時の表現をどうすればいいのか分からないほど下手だからよ」
「…なんか今回メタ話が多いですわね」
「済まない。それじゃあ、再開するとしよう。先手はわたしが頂く!」
焔華扇を砲撃モードに切り替えてぶっ放す。
それに対抗してネオンと同じ改造をしているセレンの二人が相殺してきた。
その隙にクロムが祭に接近、腕から生えている超振動刃ブレードで攻撃してくる。
祭はそれを待っていた。
砲撃を止め、クロムの攻撃を焔華扇で受け止めるとネオンとセレンの砲撃が迫ってくるが祭は落ち着いてクロムの超振動刃ブレードの付いていない方の手をつかむと二人の砲撃と自分の間にクロムを入れ、焔華扇をクロムの腹に据えるとぶっ放す。
クロムは祭の砲撃とネオン達二人の砲撃に巻き込まれる形のなった。
「クロム!」
ネオン達はすぐに砲撃をやめたが、いくら改造されたといっても人は人。
砲撃をゼロ距離で受け、背中からも同じくらいの威力を叩き込まれてしまったら、瀕死になるのは当たり前である。
「まずは一人!」
「こんな方法で一人持っていくなんて…」
「セレン。これが私達の相手。アルターエゴの連中もこんなに強いよ」
「これが戦い…これが実戦」
「なんだそこの子はこれが初陣だったのか…」
「そうね。でもまだまだこれからよ」
「いや、もう決着はついた」
「何ですって?」
訝し気な顔をしたネオンだったがすぐにその理由に気が付いた。
動けないのだ。
金縛りにあったように全身を動かすことが出来ないのだ。
「なんで…」
「やっと発動してくれた。これは実戦ではあまり使えんな」
「ッ! 何をした!」
「お前達の立っている所に魔法陣を仕込んだんだよ。最初のつばぜり合いの時にな」
「!?」
「発動までに時間がかかるのがネックだな…だが、これで私の方は決着だ。結局、叢雲達も勝てたようだしな」
「テルル達までやられてる。私たちの負けね」
「ああ、さよならだ。<月影の息吹>』!」
祭の砲撃が動けないネオンとセレンを包みこむと爆発した。
残ったのは倒れたネオン達、ミストル構成員だけ。
勝ったのは祭達だった。




