第65話「模擬戦 紫電対祭 後半戦」
今回で紫電と祭の模擬戦は決着です。
そしてワンダーランドウォーズの戦績発表だ!
70戦42勝28敗です。
先週は割と結構時間が余っちゃったから結構できたし、味方運も良かった。
紫電は装召獣、斑鳩を纏うと同時、空高く舞い上がる
そして地上で焔華扇をこっちに構えている祭に声をかける。
「装召獣を交えての戦い、どうなるかな」
「地上と空中、攻撃方法に関しては遠距離もしっかり持ってる私の方が有利だけど、その代わり今の私には機動力が無い分、きついかな?」
「何言ってるのかな? 機動力が無い代わりに防御力は普通に高いだろ…何その防具、完全に某魔法少女のバリアジャケットじゃん、特にその両隣に浮いてるやつ」
「流石に丸パクリじゃないぞ? 著作権やらいろんなことがめんどくさいからな」
「それ言ったらダメだって……けど、確かに似ている部分が多いだけで結構違いがあるね」
「いやそんなメタ話してないで、早く続きを始めたら?」
「そうですわ! 私たちが折角空気を読んで黙ってみているのに…」
二人でメタ話をしていると、そんなことをネルとクレアから言われた。
「ああ、悪い。二人共、そういう事だ祭。続き、始めよっか」
「そうだ…なっ!」
「うぇッ!?」
紫電の言葉に肯定と同時に攻撃を仕掛けた祭。
いきなり飛んできた魔砲に驚いたが何とか躱した紫電。
「ずるいぞお前! いきなり仕掛けてくんなよ!」
「模擬戦とはいえ、戦いは戦いだ。油断したら一気に持っていくぞ?」
「そうかよ…お前がその気ならこっちも全力で行ってやる!」
紫電は空からかなりの速度で祭に仕掛ける。
祭は目の前にまで即座に迫ってきた紫電に慌てずに槍で迎え撃つ。
互いの武器がぶつかり合い火花を散らす。
紫電は二刀で交互にスピードを生かし、連撃を仕掛けながら少しづつ、そして確実に祭の体力を削っていく。
祭もそのことは分かっているが防御主体の装召獣の防具ではいつものように機敏に動くことはできず、紫電の雷と氷のエンチャントされた二振りの刀によって、手にかなりの負担がかかっており、うまく反撃が出来ない。
「どうした祭? かなりきつそうだなぁ?」
「言い方が小物っぽいぞ紫電。だがまぁ、きついのは事実。だからここでこれを使うのさ!」
祭はそう言うと刀の一つを左手で受け、刀を握りしめるともう一つを浮き盾を使い、防ぐと紫電の足を魔法を使って固定する。
そして焔華扇を銃形態に変えその銃身を紫電のお腹に押し当てる。
「足が! そしてまたお腹!? 蹴っ飛ばしてくれたことと言い、どうしてそうお腹を狙うの!?」
「だってそこが一番お前の防御が薄いからに決まっているだろうが!」
焔華扇に魔力がたまっていく中、紫電はどうにかして離れようとするが足を固定され、それをどうにかしようにも武器を祭に掴まれている為それも出来ない。
(不味いっ!!)
「行くぞ紫電! 私の全身全霊の技喰らうがいい!」
「<月影の息吹 全力開放>!!」
「ッ!」
祭のゼロ距離全力攻撃を紫電は受ける。
それはヘリから見ているレイア達にはどうなっているんのかが分からないほどの光。
そしてその後、光が収まり、レイア達が紫電達の方を見ると…紫電と祭はお互いに離れた距離で倒れていた。
双方、装召獣はすでに解けており、斑鳩とコウはそれぞれ二人の傍で心配そうに二人の顔を覗いていた。
「相打ちみたいね」
「そう…だね」
レイアは吉備津に地上に降りるように言うと叢雲と共に二人を運ぶ準備をするのだった。
次回は何も考えてないっす。はい
今日からワンダーはまた別のイベントが始まったのでまたお金が飛ぶよ…(バイト代を握りしめながら)




