第63話「模擬戦 紫電対祭 前半戦」
今回の戦闘、本当に何も考えずに書いてしまった…頭痛かったからね。(リアルで)しょうがないね。
先々週くらいから車校に免許を取りに行くことになってさらに頭痛いのが加速していく~ww。
しかもマニュアルだからね。しょうがないね。
「勝負って…これまたどうしてだ?」
「さっきも言ったけど、前からずっと戦ってみたかったからな」
焔華扇を嬉しそうに左右に振りながらそう言う祭。
紫電はその様子の祭にため息をつく、が次の瞬間にその顔には笑みが浮かんでいた。
「いいよ。俺も祭とは戦ってみたかったし、二つの組織との戦いがあるから対人戦の練習にもなるしね」
「いや、対人戦なら何回か経験があるだろ」
「気にするな!」
「えぇ…まぁ、いっか。レイア、戦っても問題ない所ってないか?」
「無くはないですが…本当にやるんですか?」
「「当然」」
「あぁ、はい。分かりました。吉備津、車、とヘリの準備を…」
「――了解です。お嬢」
「楽しみだな。紫電」
「ああ!」
移動は割愛。
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移動した先は周りが完全に山に囲まれ、真ん中に結構広い平原がある。
「はぇ~、こんな場所があるんだね」
「一応私たちブラックバード家が所有している場所ですし、お父様に許可は貰っておきました」
「皆はヘリで離れたところから見ていてほしい」
「…分かった」
紫電と祭以外は再度ヘリに乗り、ヘリから平原を見渡せる範囲まで離れた。
それを見送った紫電と祭は平原の中央から互いに同じ距離まで離れ、向き直ると二人とも武器を取り出し、構える。
祭は焔華扇を銃形態で、紫電は白雪と水神切り兼光を抜き、白雪の切っ先を祭に向ける。
互いに動く様子はなく、だが、油断ならない気配が周りを漂っているのが離れているレイア達にも分かった。
「叢雲ちゃん…二人の間、あの中央の部分に合図のようなもの、撃てる?」
「私は…無理。レイアは?」
「爆発する魔法なら…」
「丁度…いいのが…あるじゃん」
叢雲がそう言い、レイアは爆発魔法を無詠唱で平原の中央に放った。
レイアの魔法が中央で爆発、それと同時に二人は動いた。
爆発したことで砂煙で前が見えない状態で、祭は焔華扇の魔砲を三発撃ち込み、紫電は二振りの刀で弾幕をばら撒く。
紫電は魔砲を普通に躱し、祭は迫ってくる弾幕をグレイズする。…某弾幕ゲームかな。
互いの遠距離攻撃を躱し、そのまま遠距離戦を開始した。
砂煙が完全に晴れ、紫電と祭は互いに姿を確認すると同時、紫電は弾幕をばら撒きながら斬撃を飛ばす。
祭は弾幕を避け、斬撃を撃ち落しながら、紫電に向かって撃ちこむ。
紫電も祭の魔砲を走りながら弾幕を張って躱す。
その後も変わらず互いに遠距離攻撃を続けているが祭の方が圧倒している。
紫電はあまり遠距離攻撃を得意としているわけではなく、祭は焔華扇の銃形態での戦いに慣れているために差が出来てしまったようだ。
「くっそッ! キツイな、これ――」
「どうした紫電! その程度か!」
「お前、調子乗ってんじゃねぇぞこらー!」
そう言って紫電は魔砲を撃ってきている祭に向かって突っ込んでいく、近接戦闘開始。
祭も急接近してくる紫電を見て、その後に何発か魔砲を撃った後、槍形態に変えて近接戦闘に移行した。
息抜きになったワンダーランドウォーズの戦績発表。
53戦27勝26敗です。
まぁ、うん……息抜きには…なったよ(死にかけ)




