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女神様と現代モンスター討伐戦線  作者: 式・シロノス
第4章「召喚獣と創成武具鍛冶師編」
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第57話「謎の人物登場! カントリーサイドゲート攻略戦後編」

ワンダーランドウォーズの戦績発表の時間です。

67戦29勝38敗…大敗だな~。キャストランクが上がったり下がったりしたせいでヤバい。

キャストランクEX2に上がれる気がしない。

 援軍に駆け付けた琥珀によりゲートから出てくるモンスターが目に見えて減っていく。

 そんな中、いつもの調子で戦う紫電にネルは疑問をぶつける。


「ねぇ、紫電」

「どうした? ネル」

「召装獣は?」

「………あっ」

「何のために召喚したと思ってるの……」

「それは…あの…そう、白雪が今の状態でどこまで強くなったかの確認だよ…うん」

「…………」

「…ホントだぞ! これに嘘はないからな!?」

「分かったから…さっさと呼んであげなさい。本当に何のために…」

「うぐぐ…よし、来い! 斑鳩!」


 紫電の呼ぶ声に応え、空間に現れた魔法陣から一羽の紅い翼をもった隼が飛び出してくる。

 その様子を横目で見ていた琥珀、周りを囲って襲ってきたモンスター達を蹴散らすと紫電に声をかけた。


「ほう、召装獣か。なぜ今まで使わなかった?」

「ごめんなさい、忘れてました」

「…そうか」


 琥珀にまで呆れられているようだ。


「召装獣を装備するにはどうすればいい?」

「そうね…装備するには装着と言えばいいわ」

「了解、斑鳩! 装着!!」


 紫電に呼ばれた斑鳩が防具に変化して紫電の体に装着される。

 手足、身体に鳥をかたどった防具を纏う。

 そして特徴的なのは背中に生えた羽である。


「これが召装獣の防具…」

「召装獣の防具はその召装獣を象った防具になるわ…鳥系統だと飛べるようになるし、水中系だと呼吸無しで水中を泳げるようになる。簡単だけどそう覚えておいて」


 ネルはそう簡単に説明する。


「いつも以上に体が軽い感じがする…よし、行くぞ!」


 紫電は背中の羽を使って地面すれすれを高速で飛び、白雪を振るってモンスターを切り捨てた。


「おお、やるではないか紫電」

「そういえばおじいちゃんはいないの?召装獣」

「うむ? 今はいない…が、正しいな」

「今は…? そうなんだ」

「そんなことはどうでもよいだろう…さっさと行くぞ」

「は~い」


 琥珀ともはやバーサーカーにしかなっていない芽衣と共にモンスターを殲滅しながら進んでいき、ゲート前に到着する。

 そこで紫電達が見たもの、それは一人の若い男性がゲート前でヴァイオリンを弾いている。

 それを守るようにモンスターが周りを囲っている異様な光景だった。


「何、あれ…どうなってんだ?」

「妙な感じがする曲だ。あれでモンスターを操っているのか」

「あれを止めればいいのかな? 原因があいつなら…うちは殴り飛ばすだけ!」

「あれ、どうしよう。芽衣が怖くなってきた」


 凶悪になっていってる芽衣が怖くなっている紫電。


「取り敢えず、あいつが何者か知りたい。おい、そこのお前何者だ!!」


 紫電に聞かれたヴァイオリンを弾いていた男性は顔をあげるとヴァイオリンを弾きながら答えた。


「私か? 私の名は双鶴そうかく。組織…アルターエゴの一員だ」

次回は双鶴と名乗る謎の者と組織アルターエゴとは…

久しぶりに家庭教師ヒットマンリボーンを読み直してます。

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