第55話「芽衣との共闘」
毎週恒例ワンダーランドウォーズの戦績発表の時間でございます。
44戦26勝18敗です。
ワンダーランドウォーズは自身の実力と味方が強い人を引けるかによって勝ち負けが大きく変わるから運も絡んでくるこのゲーム。FGOアーケードもやってるから何も言えない…
舗装されていない地面を走る紫電と芽衣。
二人はモンスターが現れた場所に向かっていると、道中避難している人と遭遇し、芽衣が事情を聴くと数人の住民が急に現れた変な動物に襲われ、勇気ある少年少女たちがが戦っているらしい。
「少年少女…もしかして…あの子たち」
「どうした? 知っている子達?」
「うん、うちとよく遊んでいる子たちがいるんだけど…俗に言うやんちゃ坊主たちでね。怖いもの知らずでよく遊びでヒーローごっこをしていたんだ」
「……察した。まずいぞ、モンスターは子供が遊びで戦える訳がない!」
「急ごう! 紫電。うちの工房まで爆発音が響いたってことはかなりヤバいやつがいる事になる」
さっきよりも速く走り、急ぐ二人。
そして、すぐに悲鳴に近い声と気迫の声が響く。
紫電と芽衣の目に映ったのは倒れている少年とそれを支えている少女、ご老人を後ろにかばっている少女と少年、黒い狼のモンスターの群れを相手に木刀を持って立ち向かおうとしている青年がいた。
「皆!!」
芽衣の声に少年少女たちは気づいた。
「芽衣お兄ちゃん!! どうしよう、京君が!!」
「芽衣!! 気を付けろ! こいつら手ごわいぞ!」
「分かってる! 日奈ちゃんはそこにいるご老人と一緒に京君を下がらせて! 華玄君はその援護! 立夏ちゃんと武流君はそのご老人と一緒に避難!」
「「「「「りょ、了解!」」」」」
芽衣が大声で少年少女たちに命じる。
芽衣に指示された青年含めた少年少女たちは迅速に動き、撤収していった。
それを黙ってみていた紫電は軽く感心する。
「おお、すごいリーダー感がする」
「茶化さないでほしいな…今、あの子たちに怪我させた、あいつらに…うちは久しぶりに頭にきた!」
「そっか…なら、あの黒い狼達にお仕置きをしてやろうじゃないか」
二人は黒い狼を相手にそれぞれ武器を呼び出し、立ち向かう。
ネルは紫電にしか聞こえないように黒い狼の名前を教える。
「紫電、あれはシャドウウルフ。影を操ることに関してはかなり上位のモンスターよ。気を付けてね」
「分かった。芽衣! 相手が何をしてくるか分からない注意して戦うよ!」
「分かったよ! でも、うちは戦闘型じゃないから前線は紫電が出てね!」
「だよな! 分かってたよ畜生!」
頭を抱えた紫電、その様子を見たシャドウウルフが二体仕掛けてきた。
しかし、その程度の動きと攻撃で紫電に傷を付けれるわけがない。
「甘いんだよ! 白雪っ!」
その証拠に紫電は白雪を呼び出し、シャドウウルフ二体に対し、居合切りで一刀のもとに切り捨てる。
残ったシャドウウルフ達は紫電を警戒し、残ったもう一人、芽衣の方に向かっていくが、紫電がシャドウウルフの何体かをそのまま引っ張り相手をし、残り一体を芽衣が相手にすることになった。
「戦闘タイプではないにしろ、一体はうちが相手にしないと紫電に迷惑がかかるね。さぁ、来い!」
「ぐるぅうぅ!」
芽衣は鍛冶ハンマーを構え、シャドウウルフは唸りながら距離を測っているようだ。
先に仕掛けたのはシャドウウルフ、爪を立て芽衣に向かって走り、襲い掛かった。
「うちが持っているのが手のひらサイズだからって舐めてんじゃない!」
芽衣は持ち手の部分で爪を受けそのまま後ろに流した。
そして体勢を崩したシャドウウルフに対し手に持った鍛冶ハンマーを叩き込む。
一回、二回、三回…と何回も連続で叩き込んでいきシャドウウルフが動かなくなりとどめの一撃を頭に入れるとシャドウウルフは粒子となって消えていった。
その様子をシャドウウルフ達をサクッと切り伏せていた紫電は一言「えっぐ…」とだけ言った。
そんな紫電の様子に気づいた様子が無い芽衣は急いで
「早く先に行こう。多分これはお祖父ちゃんに聞いたことがあるゲートってのが開いているはず、急がないと…」
「……分かってる。行こう」
そうして紫電達はモンスターを少しずつ少しずつ倒しながらゲートを探すのだった。
今回も戦いはサクッと終わっちゃったけど許してください!
今就職活動が忙しくて内容を細かく考えている時間が無いんです! 履歴書の内容を考えているせいで頭痛い。
…一応次回はゲート戦になると思います




