第50話「剣豪と呼ばれし者 白石琥珀」
先週、ワンダーランドウォーズを頑張ってみたので戦績を書いてみる。
一週間で41戦戦って勝利数が20勝、敗北数が21敗…あれ、地味に負け越してる!?
というかそろそろマッチ環境戻さないかな…なんで二つもランクが上の格上しかいないマッチに放り込まれなきゃ行けないのか…勉強になるけどぼっこぼこにされるせいで味方に迷惑がかかるだよな~。
そういえば今日は新しいキャストが追加される日か…しばらくは両端のレーン戦はその新しいキャストが多いかな…名前は確かコッペリアだっけか、最初のころのジョーカーみたいなぶっ壊れじゃなきゃいいけど…
麗美に連れられ、実家に入った白石一家。
田舎にある家とは思えないほど整っている内装であり、そして整っているはずなのになぜか年代を感じさせてる。
そんな家の廊下を歩き、畳の部屋…リビングにたどり着くと麗美は紫電達を座らせ、自身はお茶を入れてきますと言って台所に向かう。
お母さん待って、私も手伝うとその後を志奈が追っていく、残った奏斗、紫電、紫音の三人は和室に似合わないはずなのに違和感なく備えられている最新式のテレビをつけ、ニュースを見始めた。
ニュースキャスターが最近起きた事件や事故、政府の不祥事や会議の内容などいろんな事を伝えている。
そんな中やはりというかなんというか一番話題になっているのは最近現れるようになった謎の生物…モンスターの事だ。
そのモンスターに対する対策や対処法などを現在、政府が議論しているというような有無が伝わり、ニュースに参加している評論家などがテレビで様々な推測や憶測を話し合っている。
その様子を見ながら父、奏斗が紫電と紫音に聞く。
「お前らは今の状況をどう思う?…特に紫電。実際に被害にあった人物として意見を聞かせてくれ」
「俺?…別にどうも思わないけど…しいて言うなら早く解決してほしいかなって思っているかな?」
(それは貴方たちの頑張り次第よ)
(分かってるから少し黙っててくれる?)
紫電が今行っていることを隠して、質問に対して素直に思っていることを素直に話したらネルに煽られる。
だがそれを知らない奏斗は少し考えた後、そうか、と言って次に紫音に聞く。
「僕もお兄ちゃんの意見と同意見かな…今は戦えてるけど、いつ銃が聞かない敵が出てくるか分からない。だからこそ早く解決してほしいと思ってる」
「だが、解決するにしてもだ。奴らがどこからきて何を目的にしているのか分からない以上どうすることもできまい?」
「それはそうだけど…」
「ならば、実際に見に行き、確認すればいいだけの話ではないか? のう、馬鹿義息子よ」
「うげ、義親父」
「あ、おじいちゃん。お帰りなさ~い」
「うむ、ただいまだ。紫音、そして紫電」
モンスターの事で軽い議論を行っていた奏斗たちの真後ろから声をかけてきたのは白石家実家の大黒柱、そして紫電と紫音の祖父、白石 琥珀だった。
黒い袴姿で、堂々とそして威厳がある立ち姿で紫電達を見ている。
そして先ほどの続きを話し出す。
「さて、先程の続きだが…奴らがどこからきて何を目的にしているのかは、実際に見なければわからぬ。そうであろう紫電よ?」
「……なんで俺に聞くの? おじいちゃん」
「いやなに、気にするでない。ただ同意を求めてみただけだ」
「…………」
「気になるのなら後で部屋に来るといい。その疑問に答えてやろう」
「……分かった」
「「?」」
琥珀の意味深な発言にかなりの疑問が生まれている紫電、そして何のことか分からない奏斗と紫音の二人、不敵に笑っている琥珀。
その異様な様子の中、お茶を運んできた麗美と志奈が入ってきた。
「あら、あなた。お帰りなさいませ。すぐにお茶を追加で持ってきますね」
「ああ、ありがとう麗美。さて、続きの議論はお茶を飲みながらでもしようではないか」
畳にドカッと胡坐をかいて座り、奏斗たちを見据える琥珀だった。
次回はまぁ、何かやります(すなわち何も考えてなかったりする)。
さて、ちょっとゲーセンに行ってくるぜ!!
新キャストのコッペリアをちょっと自分でも使ってみようと思います。




