第49話「白石家の実家」
どうも、最近前書きと後書きに書くことがなくなってきた作者です。
今回は紫電達の実家に着くまでの事を書いていければと…
8/21――話がループしていたためその部分を削除しました。
「お兄ちゃ~ん! 準備できた~?」
紫音が紫電にそう呼びかける。
「お~う、出来てるよ。今行くからちょっと待って!」
「紫電の実家。どんなところなの?」
準備していた荷物をもって部屋を出た紫電にネルは聞く。
「どんな所って言われてもな…簡単に一言でいえば田舎としか…ど田舎というわけでもないし、普通にのどかな場所だ、としか」
「のどか…ね。随分と紫電が好みそうな場所…ああ、だから休み返上している学校休んでまで行こうとしているのかしら」
「そうだよ…なんか文句ある?」
「別にないわ。…そんなに楽しみにしているのに文句も何も言えるわけないでしょ。そうだ、実家にいる祖父母はどんな人なの?」
「う~ん? おじいちゃんは町の町長をしていてね、後は父さんに剣術を教えていたんだって。おばあちゃんはおじいちゃんと一緒で薙刀を使えるけど、他の人の畑や他の事なんかも管理したり、世話したりしてる。なんて言うか皆のお母さん的な存在…かな?」
「何というか…いろんな意味で濃いわね」
「どうゆう意味? …まぁ、いいや。早く行こうっと」
そんなこんなで荷物を車に積み込み、出発する。
道中。
「お兄ちゃん! おじいちゃんの所に着いたら何しようかな? というか、何する!」
「何かすることは確定なんだな…俺はゆっくりと寝てたいんだけど」
「お兄ちゃんはいつもそうでしょ! 一年に一回しか実家に帰らないんだからさ、思いっきり遊ぼうよ! そう思うでしょ! お父さん!」
「おう、そうだな。…ならお父さんと一緒におじいちゃんに挑むか?」
「嫌だよ。それは父さんが一人でやって、おじいちゃんに勝てる気がしない」
「それは僕も同意見かな…流石におじいちゃんとは試合できないというか勝てる未来が見えないし、滅茶苦茶しごかれちゃうよ」
「あなた…まだ懲りていないのですか? 昔からそうですよね。…結婚すると挨拶に行った時もお父さんに向かって娘さんは貰っていきます。文句は言わせません! なんて言ってお父さんにフルボッコにされたというのに…」
「あ、あれはだな、志奈…その…何と言うか」
「お父さんは剣術以外ならかなり寛容なんですよ?…でもあなたが、剣術で挑むから…」
「何となくでもどうなったのか、理解できるよ」
そんな会話をしながら車で数時間後。
山道を上り、目的地である祖父母の家、実家にたどり着いた。
たどり着いた先で一人立っている60代近くに見える女性がいる。
その女性に志奈は声をかける。
「お母さん…ただいま」
「お帰りなさい、志奈」
彼女が志奈の母親で、紫電達の祖母であり、皆の母、白石 麗美である。
「お父さんはどちらに?」
「あの人なら今は町会に行っています。じきに戻ってくるでしょう」
「そうですか」
「おばあちゃ~ん!」
「おっとっと、紫音。いきなり人に飛びついてきてはダメですよ」
「ごめんなさ~い」
「全くもう…家に入りますよ。お茶を出します」
そうして実家に帰ってきた紫電達一家は祖母に連れられ家に入っていくのでした。
次回はおじいちゃんが登場、いったいどんな人物なのか




