第46話「魔神対策と言う名の雑談」
課題が…学校の課題が終わらない…夏休みじゃないのにそのくらいの量になっているのがかなりきつい。
就職活動もしなきゃいけないのに6月まで学校が無いと言われているから課題の量が…
だが、何とかしてやる!!
ゲートを閉じた女神たちが投影を解いて紫電達の中に戻り紫電達の意識が表に戻ってくる。
女神たちがノーダメージで終わらせてしまったことに改めて女神なんだなとこれが女神の本来の実力なんだなと実感させられた紫電達。
そんな中、弱体化している状態でも、ここまでの実力差があるのかと紫電は考えていた。
だとしたら自分たちが戦おうとしている相手、先程出てきた魔神は…あの女神たちが本気を出しても苦戦し、倒せなかった魔神を相手に自分たちは戦えるのか? そんなことを考えているとその考えを読んだのかネルが声をかけてくる。
「紫電、私達の相手…魔神を相手にするときは私達がやるわよ? これは私達女神の問題だから…紫電達は巻き込んでしまっているだけだし…」
「馬鹿言わないでくれるか? ネル。俺達はそれを理解して今もまネル達と戦っているんだぜ? 今更そんなこと言うんじゃない」
「そーそー、今更そんなこと言うもんじゃないぞ。覚悟しているのだから」
「紫電、祭…」
「私達もです。最後まで付き合い続けますよ」
「うん…うん。最後まで…ね。魔神は…ぶっ潰す…よ?」
「叢雲…たくましくなったな」
「フェノ…今までどんな感じで鼓舞してたの? 此処のところ叢雲が物騒な発言しかしていませんわよ?」
「ちゃんと真っ当に頑張れとしか言っていないはずなんだけどな~? どうしてこんなことに…」
「今までの…戦いが…私を…変えた」
「変えすぎだと思いますわ」
「同感」
そんなことを言いながら話し合っていると話題はジュエルの話になった。
「そういえば…ジュエルだっけ? 俺達の手伝いをするっていう話だけど…」
「うん、ちゃんと手伝うよ! 魔法を使うときは少しだけなら私が負担してあげる!」
「魔法の負担…魔力の負担か。何かと頼りにできそうだ」
「あ、後はあの四人の力を借りたければ言ってね! 実体化させるのは四つに分かれちゃうと無理だけど力と技は使うことが出来るようになるよ?」
「おお、それはすごいな。独学じゃ、いつか限界が来ると思っていたし、うちの家はただの剣道の道場だし、いつかはネルに教えてもらおうか考えていたんだけどな」
「私の剣技も独学だしね。きちんとした剣術を使えるのならそうした方がいいかも?」
「別の剣術を取り入れてもっと強くならないと魔神には勝てないからな。頑張ろう」
「私達も頑張っていきましょう! 紫電と祭は参考にできる人がいますけど私と叢雲ちゃんにはいないですね」
「俺と雪菜にもいないけど?」
「何とか…するしかない…ね」
「取り敢えずこれからもよろしくな、ジュエル!」
「はい!」
元気よく返事をするジュエル。
サポート面で心強い仲間ができた紫電達は初めて相対した魔神に向けてより強くなる事を互いに誓い合うのだった。
次回は3章の登場人物紹介を書いていきます。
3章は登場人物が多いな…頑張っていこう。
で、終わったら4章ですね。
3章よりもかなり短いと思います。
まだどんな内容にするかは深く考えてないんですけどね…




