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女神様と現代モンスター討伐戦線  作者: 式・シロノス
序章「始まる非日常編」
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第4話「いつもの日常を取り戻すために」

なんかあらすじとだいぶ違っているような気がするけど。序章「始まる非日常編」は今回で終了。

次回から1章。に、入る前に序章の登場人物の紹介を出そうと思っています。

 ゲートが閉じたのを確認した四人と女神たち。


 かなりの疲労感を感じながらも、出口近くの残りのモンスターを倒しながら出口に向かう。


 出口の近くに到達し、外の様子を見てみると、警察やら救急車やら報道陣などでかなりごった返しているのが分かる。


 外の様子を見ていた中でふと頭によぎった疑問を紫電はネルに聞く。


「なあ、ネル」

「何かしら紫電?」


「武器ってさー、どうやってしまえばいいんだ?」

 その疑問に他の三人も気づく、武器をしまわずこのまま出れば警察に銃刀法やらなんやらでとんでもなくめんどくさいことになる。


 報道陣(ほうどうじん)に捕まるならともかく警察までとなると非常にめんどくさい。


 突入を開始しようとしている警察を見て急いで武器をしまわなければと女神にしまい方を聞くと急いで武器をしまい、皆でボロボロになってるけど必死になって逃げてきました感を出して出口に向かう四人。


 警察の突入隊は四人のことを見つけるとすぐに救助に動く。


 警察から見ると四人はかなりボロボロでしかもかなり疲れているため中はかなりまずい事になっているのではと突入隊の人たちは考えた。


 だが、すでにテロと同等だと判断していたらしく。


 外に出てきていたモンスターを何体か倒しているのを救助されながら紫電には確認できた。


(モンスターを倒せているみたいだし、あとは警察や自衛隊あたりに任せれば大丈夫そうだな。)と紫電が考えていると。


「紫電!」「お兄ちゃん!」


 と、紫電を心配している声で紫電の名を呼ぶ声が聞こえる。


 声が聞こえてきた方を見ると。母の志奈と弟の紫音がこちらに急いで走ってきているのが見えた。


「無事でよかった..ずっと、ずっと..心配していたのですよ」

 紫電のもとにつくが否や紫電のことを抱きしめ安堵の声で言う志奈。


「ごめん、母さん。心配かけて、でも大丈夫だよ」

「お兄ちゃんほんとに大丈夫?かなりボロボロだけど、病院に行くなら付き添うよ?」


 と、心配そうにそう提案する紫音。


「紫音もありがと、でも大丈夫。見た目ボロボロだけど、怪我はそこまで大したことはないから」と二人に言いながら紫電はレイア達三人はどうしてるのかを探す。


 レイヤは明らかに増えている黒服に囲まれていてよく見えないがあれだけいるなら大丈夫だろうと考え、次は祭の方を見る。


 祭も紫電と同じく家族らしい人物と話しているのが見えた。


 叢雲にも心配して抱き着いている母親と父親であろう姿が見えたため大丈夫そうだなと紫電は思う。


(今回は場所が場所だけにゲートは一つだけだったみたいだけど。普段もっと広い場所だったら三つ四つは当たり前にあるから気を付けてね)


 と言うネルの言葉が頭に響く。


(マジか!一つだけでもあんなに出てくるのにそれが三つも四つもザラにあるのか。ちょっと辛すぎやしませんか。ネルさんや)


(そんなこと言われても)と二人で頭の中で会話しているとさらに心配するような様子で紫音が

「ほんとに大丈夫?さっきからボーとしているように見えるけど?」

 と、聞いてくる。


 いまだに母に抱き着かれている紫電は

「ん、ごめんごめん。疲れててさ、母さん心配してくれたのは嬉しいけどさ、そろそろ帰ろう?帰って休みたいからさ」と、紫音と抱き着いている母にそう伝える。


「そうね。ごめんなさい紫電。本当ならお父さんもこっちに来る気だったみたいだけど会社の人に全力で止められたらしくて、来れないと悔しそうに言っていたから、歩きになるけど行きましょう」


 紫電の父、奏斗の職業はここらの辺のジムを管理している取締役(とりしまりやく)で大切な相談を受けていたとのことだ。


(今日以上に父さんに感謝する日は無いだろうな)


 父さんが帰ってきたら剣道を教えてくれた事に感謝の言葉を伝えようと思った紫電だった。



 家に帰ってきた紫電は疲れを感じながらも約束がある為、買ってきた男女神オンラインRe():Star(スター)を起動する。


 いつもの使っている名前と入力しキャラクリを済ませ、集合場所に行くとほかのメンバーはすでにそろっていた。


 待たせたかなと思いながら合流する紫電。


 紫電が来たことに気づいた仲間の一人がこっちに挨拶する。


「おっ!来たな。よっす。いやさ、俺は今日さ、大変なことが起きてなこっち来れないかと思ってたんだよな」


「私もです」「わた..しも」


「皆もか、いやー、ニュースでも話題になってるショッピングモールの奴。あれに巻き込まれたんだよねー。」


 うん?なんか既視感が。

「そうなんですか!実は私もなんです。」「私も..そこに」なんとほかの二人もいたという。


 紫電はとてつもなく思い当たることがあり、今日一緒に行動を共にした三人の名前を書く。


「まさかとは思うけどレイアに祭に叢雲さんか!」


 その発言に対してのみんなの反応は「私の名前を知っているということはもしかしてお前は紫電か!」


「まさかの展開ですね」「ビックリ..だね」だった。


(まさかあいつらなんて、世間は狭いどころの話じゃねーぞ)


「でも都合がいいな。ここで会話ができると思うと」


「そうだな、ここで情報交換もできたりするしな」


「せっかくですし、今のうちに連絡先の交換しときましょう」

「そうしとくか」


 皆で連絡先の交換を行う紫電達。


「よし、これから何か今日のようなことがあったときは連絡しあって集合して対処にあたろう」


「そうですね。皆で動けば効率がいいでしょうから」


「これから大変だとは思うけどみんなで力を合わせていつもの日常を取り戻すためにがんばろーぜ」

 と紫電がそう発言するととそれに合わせてオーと言う発言が来る。


 ここに女神の運命に導かれた四人のいつもの日常を取り戻すためのモンスター討伐戦線が始まるのだった。

次回は序章の登場人物の紹介を書いて、その次に第1章「街中パニック編」を書いて出していきたいと思います。

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