第42話「VS虚ろなる宝玉の守護騎士 レイア視点」
どうも作者です。
レイア戦でございますよ。
レイアを単独で戦わせるの初めてだからうまく書けるかな?
「……!!」
「くぅ!…このぉ!」
相手の攻撃にレイアは自身の武器である六花で何とか受けきり、目の前の男性に向けて六花を薙ぎ払う。
が、たやすく避けられてしまい、お返しと言わんばかりに相手の武器、双剣により切り返される。
反撃の攻撃を避けきれず右側の肩と脇腹に軽く切り傷を入れられてしまう。
レイヤはそのまま距離をなんとか距離を離した。
「ぅんっ!――攻撃を当てられない。このままだとこっちが無駄に削られ続けて負けちゃう…どうすれば…」
「レイア…敵は双剣。むやみやたらに接近戦を仕掛けるのは得策じゃないことは分かっているでしょ? どうにかして相手の間合い外から攻撃を仕掛けて」
「そんなこと言われたって…敵は速い。こっちの距離で戦うことができないじゃ、どうしようも…」
「確かに敵は速い、けどね、速いからこそ弱点はあるものだよ。レイア」
そのままミニアはレイアにアドバイスを開始する。
「素早く動くスピードアタッカーの弱点。祭にも当てはまるんだけど、体力を相当必要とすること、敵に接近し、素早く敵の攻撃を避け、こちらの攻撃を当て、反撃が来たら迅速に離脱する。これだけでも相当に体力が必要になる。ここまでは分かるよね」
「うん、激しく動くことになるから…」
「その通り。だからスピードアタッカーは自分の体力を気にして戦わなければならない。そして、先ほどからのレイアの動きはさっきの過程の二つをレイアがやってしまっていること。敵に近付いてそして離脱するこの二つの動きを…」
「そっか! 動く必要のある過程を私が行うことで相手の体力を温存させてしまっている!?」
「そう、だから今回は軽い対策として防御を優先して自身の体力を温存、敵が仕掛けてきたらなるべく相手の体力を削ること、遠距離攻撃もいいかもしれないね」
「分かった。なるべく頑張ってみるね、ミニア」
「そうしてね――敵がしびれを切らしたみたい、来るよ!」
ミニアの言う通りしびれを切らしたのか、敵が急速に接近してくる。
レイアは慌てずゆっくりと六花を構え、守りの態勢に入る。
敵は左右交互に剣を振るい、そしてレイアは六花のリーチを生かし、なるべく最小限の動きで攻撃を防ぐ。
何回も攻撃を防いでいたら、敵は素早く距離を開け、離れていった。
敵はこちらの策に気づいたのだろう。
自分の体力を削る作戦に切り替えたのに気づいたためにどう攻めようか悩んでいるようだ。
「悩んでる悩んでる。レイア、あの時教えた魔法で攻撃していこう」
「うん、行くよ。紅き炎よ、我が敵を打ち貫け! フャイアーバレット!」
レイアが詠唱を行うとすぐさま紅い炎が複数個現れ、双剣使いの男性に突っ込んでいく。
「…!!」
双剣使いは飛んでくる火の玉に驚き、回避することを忘れ、双剣で弾く。
フャイアバレットに追尾性はなく射線上から離脱すれば簡単に回避できる魔法、だが不意を突かれ、避けるのではなく弾くことを選択してしまった相手は体力を削られる。
そしてフャイアバレットの一つが相手の目の前の地面にあたり砂埃を巻き上げ視界を奪った。
「……!?」
すぐさま双剣使いは砂埃を切り払う、が、すでに目の前のレイアはおらず見失う。
周りを見渡す双剣使いそして真後ろに気配を感じ、振り返ると
「はぁぁ! レイジングスラッシュ!」
既にレイアが技を繰り出している所だった。
避ける隙など無くレイジングスラッシュの七連撃をまともに入るがまだ倒れてはいない。
「まだ倒れない! なら…追加で!火山の薔薇!」
レイアは相手を打ち上げて六花に炎を纏わせると自身もジャンプし、相手の腹に六花を突きこむ。
相手はそのまま地面に叩き込まると同時に爆発した。
爆発した場所には双剣使いが倒れていたが、やがて粒子となって消えていった。
レイアはそのまま着地し六花を突き立て膝をつく。
「予想以上に削られていたみたい。…紫電は大丈夫かな」
「お疲れ様、レイア。紫電とネルの事だもん。見ている限り大丈夫そうだけど?」
「…そうみたい。なら、まだかかりそうだし私も少し休むね」
レイアは座り込むと六花を背もたれとして休み始めた。
魔法の詠唱初めて書いたけどあんな感じでいいのかな?
普段紫電達に使わせているのは詠唱いらずの無属性の魔力弾だからな…
まぁ、どうでもいいか!!
次回最強主人公紫電戦! 主人公補正が強すぎるこいつが苦戦することはあるのか!?
はい、と言うわけで、私はバイトに行ってくるぜ。




