第3話「ゲート攻略戦。そして、二人目、三人目の仲間。」
今回こそ、いい戦闘描写が書けてたらいいなと思っていた自分がいました(泣)。
読みにくさは相変わらずでごめんなさい。
5/27ミノタウロス戦修正しました。
紫電とレイアは互いに連携しながらモンスターを倒し、ゲートの方角に進んでいく。
戦闘では互い、交互に何回か攻撃を入れ、攻撃が終わったら交代し、、攻撃後のスキを突かれないようにする戦法を徹底していた。
そうしてモンスターを倒していくと、ゲートを目視で確認できるところまで近づくことができた。
ゲートは今なお、モンスターを排出しており。止まる気配がない。
「やっと見えてきた。あ~もう!敵が多すぎる。早くゲートを閉じねーと先にこっちがまいっちまう」
「でも見えてきたんですから、あと少しだけ頑張りましょう」
愚痴る紫電をレイアが励ます。
「でも本当にゲートまで行けば閉じられるんだよな?ネル」
「ええ、ゲートの周りのモンスターを倒してゲートに近づいてくれる?そうすれば、ミニアと二人でゲートを閉じてあげる。ね、ミニア」
「そうだね。レイア、紫電。手間をかけさせちゃうけどゲートの近くまでお願いできる?ゲートを閉じた後、すでに出てきたモンスターたちは消えないけど増援はなくなるはずよ」
「分かりました、ミニアさん。ほらほら、紫電。いつまでも愚痴ってないで行きましょう!」
「う~、あの量を突破して近づかなきゃいけないのか~。辛い、辛すぎる。でも頑張んないといけないのも事実。よっし、気張っていきますかー」
やる気を出し、ゲートに向かい始める紫電とレイア。
ゲート周りにいるモンスターたちが二人に気づき、戦闘態勢に入るのが確認できた。
襲い掛かってくるモンスターたちを協力しながら倒して進んでいく二人。
倒しても倒しても減る気配のないモンスターたちに悪戦苦闘し始める紫電とレイア。
ゲートはとどめと言わんとばかりにほかのモンスターとはひときわ強いと思われるミノタウロスのようなモンスターを呼び出した。
それを見た紫電は、「なにあれ!明らかに他の奴らよりも強そうなんだけど!あれも倒さなきゃいけないのか!」とめちゃくちゃいやそうな声を出す。
「あれはゲート自身が自身の身を守るために呼び出す。
ゲートキーパーね。勿論あれも倒してもらわないとゲートは閉じれないわ」
「むしろ、あれを倒さないとゲートを閉じることができないからね。頑張って!」
と、他人事のように言ってくる女神二柱の声。
その他人事のような心のこもってない応援に軽く腹が立った紫電はその怒りを近くにいたモンスターに八つ当たり気味に攻撃して発散すると。
「手数が足りない。せめてあと一人か二人援護が欲しい」と愚痴る。
「河野たちが来てくれるといいですけど。確かに援護が欲しい状況ですね」とレイアも紫電に同意する。
すると二人の願いが誰かに届いたのか。少し離れた位置にいたモンスターが何者かの攻撃を受け、吹き飛ぶのが見えた。
何事かと思った二人にその時、若い男の声が響く。
「アッハッハッどうしたモンスター。私がいるのによそ見とはいい度胸だな。その隙、見逃がす私ではないぞ」
とその見た感じ、青年と思われる若い男は手に持っていた槍を構えるとまたもや近くにいたモンスターを薙ぎ払い、吹き飛ばすと近くに誰かいるのか、声をかける。
「いつまで隠れている?君も戦えるはずだろう早く戦うといい」
「いっいや..です。こっ怖いから..」と近くから弱弱しい少女の声が聞こえる。
よく見れば近くのソファーに必死になって隠れている少女の姿がある。
その手には少女が持っているのは不釣り合いな少し大きな木槌が握られていた。
「アッハッハッさっきからそのような武器を持っておきながら随分と弱気だな。叢雲」
「さっき会った..ばかりなのに。随分..馴れ馴れしい..人だね。紅咲..さん」
紫電はいきなり現れた二人のあの様子を見ながら、「何してんの、あの人達?」とレイアに思わず聞いてしまう。
「私に聞かないでください!とっともかく、少女の方はともかく男性の方は戦えるようですね。紫電、あの人に手伝ってもらいましょう」とレイヤは提案する。
それに女神の二柱が同意するように言葉を続ける。
「レイアに同意するよ。それにあの二人から見覚えのある気配を感じるからね」
「この気配は残りの女神、赤の大地の守護女神クレナと青の大地の守護女神フェノね。二人とも無事でよかった…」
「知り合いなんだね。なら手伝って貰おう。この調子なら向こうも気づいているはずだからな」
紫電の予想通りか、叢雲と呼ばれた少女に紅咲と呼ばれた青年がこちらに少女を連れてやってくると声をかけてくる。
「初めまして、私の名は紅咲。紅咲 祭という。呼び方はどう呼んでくれても構わない。で、こっちが」
「蒼月..叢雲です。叢雲で..いい..です。」
「これはどうもご丁寧に、よろしくお願いします。私はレイア・ブラックバードと言います。で、こちらの方が…」
「白石紫電だ。紫電でいい。よろしくな、祭、叢雲」と、互いに自己紹介していると
「自己紹介も大事だが、今はそんなことしてる場合か?」
「その通りですわ。自己紹介も大事ですが、今は早くゲートを閉じませんと」
という声が聞こえてきた。
「相変わらずね。二人とも。まぁ、確かにこんなことしている場合じゃないわね。紫電、皆、急いでゲートを閉じましょう」
「その声はネルか。そっちの子にはミレアがいるな。割と早くみんな揃ったな」
「そうですわね。皆さんの力を合わせればゲートキーパーなんて簡単に倒せるはずですわ」
その言葉に祭はうなずくと。
「よし、では早くあいつを倒してゲートを閉じよう。私が先陣を切るから援護を頼む」
その言葉に紫電とレイアはうなずく。だが叢雲は一人怯えていた。
怯えている叢雲に対し、叢雲に宿っているフェノは、
「おい、叢雲。お前はそのビビり癖を直したいんだろ?こうゆうときにビビってちゃー始まんないぞ。勇気を出せって」
「う..うん。分かった。頑張る..ね。フェノ」
「ようやくやる気のなったか、叢雲。大丈夫だ、お前は私たちが守る。だから、安心してついてこい」
「うん..ありがと..紅咲さん」
「祭で構わんし、さん付けもいらないぞ」
「準備はできた。人数も足りる。さあさあ、いざ勝負だ、ゲートキーパー!」
「GYAAAAAAAA」と開戦と言わんばかりにゲートキーパーが吠える。
先に動いたのは祭。
槍を構え、まっすぐにゲートキーパーに向かっていき、素早い動きで突きを繰り出し、攻撃を繰り返していく。
巨体ゆえに避けきれず、攻撃を食らっているゲートキーパー。
祭に続くようにレイアと紫電もゲートキーパーに攻撃を繰り出していく。
叢雲はびくびくしながらも勇敢に木槌を振るい、近づくモンスターを牽制している。
業を煮やしたゲートキーパーは自身の巨体を生かし、その巨体でそのままタックルをしてきた。
それをぎりぎりで避けた紫電達。
ゲートキーパーはそのままの勢いで近くの柱に巨体をぶつける。
その衝撃で柱の一つが崩れ粉々になった。
「なんていう威力…いや、あの巨体なら納得のいく威力か」
「あれ、喰らったら私達はひとたまりもないな。だが動きはとろい。ヒット&アウェイを心掛け削っていこう」
「そうですね。私はいったん叢雲さんの援護に向かいます。紫電、祭さん。二人で大丈夫ですか?」
「「問題ない」」
「了解です。では、いったん離脱します」
と言うと、レイアはやみくもに木槌を振るっている叢雲を援護すべくそちらへと向かった。
「さて、どうする? 祭さん? 倒すための一手はあるのかい?」
「さん付けは無しでいい……あの巨体から繰り出される攻撃を喰らうわけにはいかないやはり先ほども言ったとおりにヒット&アウェイを繰り返すしかないだろう」
「めんどくさいね」
と紫電が息を吐くと同時にゲートキーパーが吠え、巨体ゆえの移動力を駆使し、接近、拳を振り上げ叩きつけてくる。
紫電は、拳をジャンプで避け、腕に乗り、肩まで走るとさらにそこからジャンプして、首筋に刀で切りつける。
(ッ! 硬い!?)
衝撃で前に進んだゲートキーパー。
祭はそれに合わせ、槍をゲートキーパーのお腹に叩き込む。
お腹に攻撃が入り後ろに戻ってきたゲートキーパーの頭を足蹴りして祭の隣に着地する紫電。そして次の言葉は……
「進○の巨人みたいに首筋切れば行けるかなと思ったけどそんなことは無かった。普通に硬かった…」
「何を今更…さっきから攻撃してるけどいまいちダメージが通っている感覚はなかっただろ」
「う~ん、どうしようか?」
と紫電達が考えている。すると、
「お待たせしました。ある程度片付いたので援護します!」
とレイアと叢雲が戻ってくる。
「叢雲さんの武器…ゲートキーパーの位置、その後ろには柱…頭に角があるから……!! これなら…!」
「何か思いついたのか?」
「ああ、これなら行ける。動きを止められるはず…」
「なら、聞かせてくれ、その作戦」
「…………なるほど簡単な作戦だが、相手の特徴を利用しての作戦か」
「叢雲さん行ける? 無理なら無茶しなくてもいいけど…」
「ううん…行け…ます。やらせて…ください!」
「うん、いい返事。始めるよ!」
紫電がそう言うと同時レイアがゲートキーパーに向かって走る。
ゲートキーパーは雄たけびをあげ、レイアに向かって拳を振るう。
レイアはその拳を大きく横に飛ぶことで回避、そのまま自動販売機を足場にさらに跳躍、ゲートキーパーのちょうど胸の部分、みぞうちに大剣を全力で突き出す。
「GuuMoooo」と少し悲鳴を上げ、後ろに後ずさるゲートキーパーに追撃を顎に祭と紫電が槍と刀を叩き込むとさらに大きくのけぞって後ろに下がる。
そして頭の角が後ろにあった大きな柱に当たったとき、お腹を経由して叢雲が全力で木槌を顎に叩き込んだことでゲートキーパーの頭が完全に柱に埋まった。
ゲートキーパーはすぐさま大慌てで頭を抜こうとするがうまくいっていないようだ。
「うまくいった!」
作戦がうまくいき、動けなくしたゲートキーパを前に喜ぶ紫電。その紫電にネルは声をかける。
「紫電、喜んでいる時間はないわ。貴方に私の技の一つを教えるわ。ほかのみんなも教えているはずだから、皆で一斉に攻撃して倒しましょう」
「丁度良いタイミング! どんなのだ?」
「普通に乱舞攻撃よ。貴方に技の記憶を送るからその通りに動いて」
「了解。皆女神の言葉を聞いたか?とどめを刺して終わらせるぞ」
その言葉にほかの三人はうなずくとそれぞれが教えてもらったであろう技の初期動作の構えをとる。
紫電もそれを見て先ほど送られてきた技の記憶をみて構えをとる。
(どう見ても二刀流の技なんだけど。一本でできるのかな?)と紫電は思ったがやっぱり気にしないことにした。
そうしている間もゲートキーパーは柱から頭を抜こうともがいている。
「このチャンスを逃すわけにはいかない! 行くぞ!」と紫電は合図を出し、四人は一斉必殺技を繰り出す。
「オメガコンビネーション!」
「レイジングスラッシュ!」
「バイシクルスピア!」
「ブレイジング..ノア!」
それぞれの必殺技がゲートキーパーに突き刺さっていく
「GUGYAAAAAA!!!!!」ゲートキーパーが叫び声をあげて、頭が柱に刺さったままポリゴン粒子になって消えていった。
「今よ!急いでゲートを閉じるわ」ネルが言うが否や、紫電達の体から光が出てきてゲートに向かっていく。
すると光が当たったゲートは閉じていき、そこには最初から何もなかったようにゲートは完全に閉じていたのだった。
戦闘描写がしょぼすぎる気ががが。
やっぱり戦闘描写描くの難しい。
何で皆さんあんな感じに描けるのでしょうか?
それに比べて自分のは読みにくいし分かりづらい。
次回はゲートを閉じた後の紫電達の様子を書いていきます。