第31話「血姫城の主、登場!!」
血姫城の主、登場!!
いったいどんな人物なのか!!
祭、叢雲、雪菜、三人は再び玄関の前のロビーに集合する。
「叢雲、雪菜。無事で何よりだ」
「祭も…流石…だね」
「三人も相手にして、私たちと変わらない時間でここに来るなんて」
「連携が厄介だったが、まぁ、何とかなったよ」
「そういえば、祭さん。私の相手にしていた方が気になることを言っていたのですが」
「気になること?」
「はい、姫を起こすわけにはいかないとか何とか」
「姫を…起こす?」
「この城に仕える吸血鬼達は…姫が寝ているのを起こされるわけにはいかないと…」
「ふむ…ササっと撤収した方がよさそうだ。めんどくさいことは避けたいからな」
祭はそう言うとさっと扉に手を添えて開けようとしたその時。
どこからともなく声が聞こえる。
(何事だ、騒がしい。目が覚めてしまったではないか)
「遅かったか…姫が起きてしまった」
「貴方はコルツさん。目を覚ましたのですね」
「ああ、何とか姫を起こさずにここから去ってほしかったが…」
(コルツ、何の騒ぎだ)
「はっ! 姫様。侵入者が入りましたが、問題ありません。すぐに出ていくようです」
(侵入者…と言うのはそこの者達か)
「はい」
(よい、せっかく目が覚めたのだ体を動かしたい)
「と申されますと?」
(そこの者達、主らはここに侵入してくるくらいだ。戦えるのだろう?なれば…)
辺りが急に霧に包まれる。
その霧はすぐに晴れるとロビーの真ん中に一人。
悠然と立つ少女がいた。
「この私と…一戦交えないか?」
「姫様! それは…」
「構わぬだろうコルツ。お主が起きているのにほかの者が起きていないわけがない。大方そやつらに倒されたのだろう? お主も含めてな」
「……姫様には隠せませんね」
「だから、お主達を倒せるほどの力があるのだ。楽しんでも問題ないだろう」
「しょうがないですね。済まない、話は聞いていたと思うが…どうか姫様の相手を頼めないか?」
「私は構わんが…めんどくさいことになってしまったな」
「まぁまぁ、いいじゃないですか祭さん。頑張りましょう」
「私も…頑張る」
「準備は良いか」
「ああ、構わない」
「よし、ならば行くぞ!!」
そうして血姫城にて最後の戦いが始まるのだった。
次回、吸血鬼の姫との戦いになります。
なるべくいい戦いにしたいので語彙力と表現力…頑張ります。




