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女神様と現代モンスター討伐戦線  作者: 式・シロノス
第3章「突撃!!町の都市伝説!!編」
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第27話「都市伝説 血姫城調査 祭側視点」

今回は二つ目の都市伝説を祭達が調査します。

いったい何が待っているのか!

 時間を戻して別の都市伝説の調査に来ている祭達。

 祭達が最初に調査をするのはとある場所にある城。

 名を風雲 血姫けっき城という…たけしではない血姫だ。間違えてはいけない。

 そんな紛らわしい城にどんな都市伝説があるかと言うとまぁ、名前にある通り吸血鬼がいるという都市伝説がある。

 吸血鬼伝説、これもよくある都市伝説だ。

 実際に見たというものもいて、そこからとんとん拍子で噂が広まり、そして昔、肝試しを行った若い学生たちが戻ってこなかったという。

 それがとどめになり都市伝説の一つとなったのが今、祭達の前にそびえたつ城である。


「名前が血姫だから見た目赤いのかなと思っていたけどそんなことなかったな」

「見た目は…普通に白い…ね」

「中世ヨーロッパ風のお城ですね。ここ日本のはずなのに...誰がこんな立派な城を立てたのでしょうか?」

「まぁ、気にしてもしょうがない。お城だから調べるところが多そうだから手分けして調べようか」

「手分けして…?」

「ああ、一人...正確に言えば一人と一柱になってしまうけど大丈夫か?叢雲」

「うん…フェノがいてくれるから大丈夫」

「そうか、雪菜は?」

「私も問題ありません。頑張って調べましょう!」

「やる気十分そうで何よりだ。それじゃあ行こうか!」


 そう言うと祭はお城の立派な扉に手をかけ力を込めて開く。

 三人それぞれの武器を構え警戒しながら入っていった。

 城の中は意外にも綺麗だった長年放置されているはずなのにあまり埃っぽくない。

 そのことに疑問を抱くのが普通なので警戒をさらに強める三人。

 だが最初の予定通り分かれて調べることにする。


「とりあえず警戒を怠らずしっかりと調べていこう」

「うん、わかった…気を付けてね。祭、雪菜」

「ええ、叢雲ちゃんも気を付けてね」


 そうして三人、分かれて城の調査を開始した。

____________________________________________________________


 叢雲は現在寝室と思われる部屋におりそこにあるものを見て疑問が浮かぶ。


「これ…今も使われてる…跡があるね…」

「ああ、このベット今もだれか使っているな」


 叢雲とフェノが見ていたのはベットで、そのベットが今も使われていることが分かるぐらいに綺麗にシートがひかれ、整えてある。


「この城…所有者はいない…って河野さんは…言ってたのに」

「やっぱりここには何かいるってことだな、叢雲。気を引き締めてほかの場所も見てみるぞ」

「わかった…行こう」


 叢雲は周りを警戒しながら廊下に出て、次の部屋に向かうのだった。

____________________________________________________________


 雪菜は現在屋上に立っていた。上から見て何か違和感がある場所がないか調べるためにだ。

 今は庭の方を見ておりそこに生えてる花や木々を見ている。


「どう見ても誰かが手入れしているのが分かるけど一体誰が?」


 綺麗にそろって咲いている花や綺麗に生えそろっている木々を見てそう漏らす。


「今は調査の方を優先しようかな。警戒を怠りはしないけどね」


 そうして雪菜は城の中に戻っていき、次の場所に向かうのだった。

____________________________________________________________


 祭は現在広い食堂に立っている。

 周りを見渡すと多くのテーブルは壊れているが、一部のテーブルは今なお使われているのが分かった。

 そのまま厨房に入ってみたら冷蔵庫もあり、食材も入っていた。

 その食材も腐っている様子もない、新鮮さがある


「誰かが生活しているのがまるわかりだな。何でこんなところに電気が通っているのか」

「分かりませんわ。可能性としては昔肝試しで入っていった学生たちが過ごしているとしか」

「今は学生達の年齢は確か30前半か中間あたりの年齢だけど」

「十数年前の話だと言うことなので確かにそのあたりの年齢になりますわね」

「にしてもどこにいるんだ? ここまで生活しているんだから全員仕事で出払っているのか?」

「その可能性がありますわね。夜になったら確かめてみますか?」

「その必要はないでしょ。この調子ならゲートが開くことはなさそうだ」


 そうして厨房から食堂に戻ってくると同時に叢雲と雪菜が食堂に入ってきた。


「あ、祭だ」

「祭さんが今ここを調べてたんですか。どうでしたか?」

「明らかに人が住んでいるなここ。冷蔵庫も動いていたし、食材も腐ったものもなかった」

「やっぱり…そうなんだ…ね」

「私たちが調べたところも人が住んでいることが分かることばっかりでした」

「そうか、まぁ、ゲートが開くことは無いみたいだから切り上げて次の場所に向かおうか」


 祭がそう言うと二人も同意する。

 三人がロビーに戻ってきて外に出るために玄関に向かおうとすると、時計の音が鳴る。

 それが何故か気になって時計の方に振りかえる三人。

 そうしてみた後、時計の近くの壁がいくつか回転し中から棺が出てきた。

 その棺が開き中から人が出てくる。

 中から出てきた人たちは祭達を見ると笑みを浮かべると問答無用ですぐに襲い掛かってきたのだった。

次回、棺から出てきた謎の人物たちとの戦闘になります。

まともな戦いになるといいな←おいこら

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