第25話「都市伝説 智月館探索 紫電組視点」
お待たせしました(誰も待ってない)。
バイトとか忙しくって全く手が付かなかったけどそろそろ投稿しないとと思い投稿。
都市伝説の屋敷を調査する紫電達。
いったいどうなるのか
さっそく都市伝説の幽霊屋敷の調査を開始した紫電達。
古びているにもかかわらず結構がっしりとした扉を開け、中に入っていく。
大広間に立ってどこから調べようかと話し合う。
「さて、屋敷に入ったはいいけどどこから調べる?」
「分かれて調べますか?」
「その方がよさそうかな。レイアは左側の方を、秋乃は右でいいか?」
「いいですよ」「分かった、いいぞ」
「俺は2階を調べてくる。二人も調べ終わったらここに集まろう」
「もしあれだったら手伝いに行くな。紫電」
「ありがと、秋乃」
「それでは、行きましょうか」
そうしてそれぞれがそれぞれの担当する場所の調査を始めるため分かれた。
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現在レイアは屋敷の左側の部屋などを調べている。
仲良くなっているため、レイアは素の口調でミニアと話し始める。
「この屋敷もそこそこ広いから部屋が多いね。一つ一つ調べるのは少し手間かな」
「この屋敷をそこそこと言えるのははっきり言ってすごいと思うよ。レイア」
「私の家はもっと広いからしょうがないかもね。ミニアは知っているはずだよね?」
「そらね、でもそれとこれは話が違うから」
「そういえば、ミニア。女神の探知の方には何か反応はある?」
「私が調べている感じ、特に反応はないかな」
「そっか。そういえば秋乃さんはどうやって分かるのかな」
「あの人にも加護が与えられたから普通に感じ取れるはず。だから問題ないでしょう」
「問題ないなら大丈夫かな。私たちも調査、頑張ろう」
「うん、そうだね」
こうして仲良く順調に調査をしていくレイアとミニアだった。
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秋乃は一人、屋敷の右側の部屋を調べていた。
(う~ん、この屋敷、外から見た時点で分かってたけど広いな。部屋の一つ一つを調べるのは時間がかかりそうだ)
そう考えながら部屋に入り、どこか違和感がないか隅々まで部屋を調べる。
無ければ次の部屋に入り、また同じように調べる。
(これは、かなり時間がかかるな紫電の手伝いには行けなさそう)
(それにしても一人でいるとさすがに暇だな。どうしようか?)
そうして一人考え事をしながら屋敷の調査を進めていく秋乃だった。
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紫電はそれぞれの担当する方に向かう二人を見送った後。
大広間にある階段で2階に上がる。
「さてと、どちら側から調べようか?」
「どちらからでもいいんじゃないかしら。あまり変わらない気がするし」
「それもそうだな、なら右から行くか」
紫電がつぶやいてネルが適当に返した後、そのまま右のほうに歩いて部屋を調べ始める紫電。
適当に何部屋か回り、部屋から廊下に戻ったとき視線を感じた。
そちらの方を向くと少し幼い感じがする女の子が紫電の位置とは真逆の位置に見えた。
すると少女はすぐに近くの部屋の中に入ってしまった。
「ネル、今のって...」
「あからさまに女の子だったわね。でもどうしてこんなところに?」
「それは後、こんなところに女の子一人って危ないと思うし、早く帰るように伝えよう」
そうして紫電は女の子が入っていったと思われる部屋に向かって廊下を走る。
そして部屋の前につくと一応部屋の扉をノックする。
だが、反応はない。
なので、遠慮なく部屋に入っていく紫電。
だがそこに少女の姿はなかった。
部屋を間違えたかなと思った紫電は近くの部屋を何部屋か見たがいない。
「あの女の子はどこに?」
「わからないわ。どこに行ったのかしら」
姿を消した少女、それを気にしながら屋敷探索を続けることにした紫電だった。
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そうしてしばらく時間が経ったあと大広間に最初に戻ってきたのはレイアだった。
その後すぐに秋乃が戻ってくる。
だが、紫電はまだかかるのか来ない。
「まだ紫電は終わってないみたいだな」
「ですね。手伝いに行きますか」
「そうするか」
そうして二人も紫電のいる二階にいくと紫電はすぐに見つかった。
廊下に立っている紫電に声をかけようと口を開く前に紫電の声が響く。
「二人共! 伏せろ!!」
その直後に紫電は何かに吹っ飛ばされ二人の方に飛んでくる。
「「!?」」
二人はすぐに伏せる。
その上を紫電が飛んでいき、すぐに廊下に転がった。
そしてすぐに二人に警告の声を発する。
「二人とも気をつけろ! 来るぞ!」
「来るって何が...ッッ!!」
疑問を聞こうとした秋乃は急接近してきた何かの攻撃を間一髪で防ぐ。
「あっぶな! なんだ、何が起きているんだ!」
「秋乃さん、あれ!」
レイアが指をさした先、そこにいたのは宙に浮いた少女と傍に控える大きな犬と思われる生き物だった。
次回謎の少女と謎の生き物との戦闘になります。
頑張っていい戦いになるようにしなければ....




