第24話「一つ目の都市伝説。紫電組視点」
はい、新年あけましておめでとうございます。
今年もこのくそみたいな小説をよろしくお願いします。
PSO2のクーナの曲を聴きながらこの話を書いていました。
いいですよねクーナの曲って神曲ばっかだと思います。
都市伝説が魔神に利用されないためにも、調べるために準備をして再度レイアの家に集合した紫電達。
そこにちょうど良いタイミングで河野がやってくる。
「お嬢、調べ終わりやしたぜ」
「そう、ご苦労様。それじゃあさっそく、河野教えて」
「了解でさぁ」
そうして河野たち黒服が調べてきてくれた都市伝説の話、そのひとつ目、元になった所に向かうことにした。
メンバー編成は紫電、レイア、秋乃の3人。
もう一つのメンバーが祭、叢雲、雪菜の3人に分かれてそれぞれ分かれて都市伝説を調べるため行動する。
分かれた紫電達は一つ目の都市伝説である。昔からある山の古い屋敷に向かっている。
歩きながら紫電は都市伝説の一つを軽く思い起こし思わず疑問を漏らす。
「この都市伝説ってさ、どっちかっていうと怪奇現象な感じがするのは気のせいか?」
「まぁ、そうゆうこともあります。怪奇現象が都市伝説になるのも」
「確かに山にある古いお屋敷とか怪談話の定番だよな」
一つ目の都市伝説。
それは昔に建てられたお屋敷で起きたとされた話。
この屋敷に住んでいた貴族様が原因不明の死を遂げたというものだ。
その後も何回か所持者が変わったがその所持者もその家族も原因不明な事件や事故に巻き込まれて亡くなったというよくある怪談話なのだが。
「ただの怪談話なら都市伝説になることはないはずだ」
「その話が都市伝説となるくらいに信憑性が高い、ということだしな」
「河野の話では実際に事故や事件にあう前日に何かの声を聞いただとか何とか言っていたそうですよ?」
「なるほどね。本当によくある怪談話の展開。その声ってどんな感じだったとかは分かるの?」
「分かっているのは女の子の声だとか…これもよくある話ですね」
「う~ん、何で都市伝説になるくらいになったのか気になるけど...ま、実際に見てみるとするか」
そういって紫電は視線を前に向けるとそこにはとても古くそして妙な雰囲気がある御屋敷が建っていた。
「あれが都市伝説の屋敷...随分と雰囲気あるな~」
「お、ビビってんのか紫電?」
「なわけないね~でしょ」
「はいはい、そんなこと言ってないで二人とも気を引き締めてください。行きますよ」
「「は~い」」
この人たちは...と少しため息をついてレイアは先に進む。
そのすぐ後ろに紫電と秋乃も続く。
そうして全く緊張感がない紫電達はお屋敷に入っていくのだった。
「この調子でいいのかしら...」
「あはは...まぁ、ビビっているよりはましじゃない?」
「それは...そうだけど...」
と話している女神の声に聞こえないふりをした紫電とレイアだった。




