第23話「ゲートのお話と対策」
今年最後の投稿になります。
それでは皆さんよいお年を
神社のゲート攻略戦から数日後。
紫電は他の皆が休みの日である土曜の日に一度みんなで集まるように話をつけた。
今回のことで魔神がゲートをどのように判断して開いているのかなどいろんな対策を考えるためだ。
そんなこんなで広いということでレイヤの家に集まった紫電達。
レイアの家の広さに驚いた紫電達だが気にしたらダメとレイアが言ったため気にしないことにした。
部屋の一室、集まっている皆に紫電は口を開く。
「皆、集まってくれてありがとう。で、集まってもらってた理由は分かってるか?」
「もちろん、魔神の対策を考えていくことが主体ですね。そのために私の家に来てもらったわけですし」
「そうだ、魔神がどこにゲートを出現させるのか。その法則性が分かれば対策がしやすいと思ってな」
「今回までのゲートの出現の関係を考えれば誰かの悪感情、人が多いところだったが次もそうだと決めつけるのは早い」
「そう、祭も言った通り次もその二つの条件で開くとは限らない」
「そこの...ところは...どう? フェノ」
「ゲートが開く条件は確かにその二つもあるし、ほかにも確かに存在する」
「その他の条件は?」
「魔力が濃く、人目につかないところなんかも出る」
「あとは、前にもあったけど誰かが自身の手で呼ぶ、と言う手もあるし、モンスターが多いところにさらにゲートが開くということもあるわ」
「モンスターが多いところにも出るんですか。あまり時間をかけすぎるともう一つ出てきてしまう可能性がある。きついですね」
「今のままでも大丈夫だと思いますわ。そこまで苦戦しているわけでもありませんし、皆も戦いの中で成長していますわ」
「だといいんだけどね。厄介なゲート出現条件がある」
「? その条件って?」
「おとぎ話や都市伝説などの話がゲートの出現に直結することがあるのよ」
「しかもそれで出現したゲートのモンスターは元になった話に出てくるものばかり、厄介なお話ならその分、危険度が増すのですわ」
「それは厄介だな。すなわち女神たちの見解は次はおとぎ話か都市伝説だと睨んでいるわけだ」
「まぁ、そうね。いまだにそれに関するゲートが出てきていない以上そうだと考えるのがふつうね」
「なら、レイア。この町の都市伝説などを調べてみんなで二組に分かれて調査に行こう」
「分かりました。今すぐに調べてきてもらいます。河野!!」
「なんでしょう。お嬢」
「この町の都市伝説についてわかる範囲で構いません。調べてきて」
「かしこまりましたぜ。すぐに」
「これでよし、待っている間に準備を終わらせましょう」
「そうだな、よし準備をし始めよう」
調べてきてもらっている間に皆はそれぞれ準備をするために再度レイアの家に集まるとこにしてそれぞれ行動を開始した。




