第12話「ネオンとの勝負」
ネタが…どうすれば上手くまとめる事ができるのか、
上手く使えるのかが分からなくなってきた。
先に仕掛けたのは祭。
槍のリーチを活かして、先制攻撃の突きを繰り出す。
ネオンはその突きを片方の短刀で逸らし、そのまま接近。
もう片方の短刀で斬りかかった。
祭はバックステップで回避、距離を取った。
「んー、惜しかった。あとちょっと速く斬りかかれば当てれたのに」
「そう簡単に攻撃を喰らうわけにはいかないし、こっちは連戦なんでね」
「むしろ連戦で疲れている中、そんな素早く動けるのが凄いよ。ボスやスカウトの人達だったらその場で直接スカウトするくらいには」
「それは光栄だな。だが、私は私でやるべき事がある。どんな状況でも断っただろう」
「そう、それは残念…」
そう話しながらネオンは姿勢を低くして、素早く祭に向かって来て、短刀で狙い澄ました一撃を繰り出してくる。
その一撃を祭は槍の持ち手の部分で受け、弾くと弾いた力のままその場で回転、横薙ぎに焔火扇を振るう。
ネオンは防ぐことはできたが大きく横に吹っ飛び、体勢を崩してしまう。
その隙を逃す祭では無い、体勢を崩しているネオンに対しバスターモードの連射機能で攻撃する。
「それに、連射機能付いてんの!? これは流石にヤバイ!! 使いたくはなかったけどしょうがない」
そういうネオンの周りに砂煙が充満する。
ネオンの周りに砂煙が充満している状態のまま祭は警戒姿勢を崩さず。素早くカートリッジをリロードする。
すると砂煙の中から急にビームが祭に向かって飛んできた。
「ッッ!! あっぶない。ギリギリ避けれてよかった」
警戒していたお陰で即座に反応する事が出来た祭。
そのまま砂煙が晴れ、ネオンの姿を見て驚く。
「うわーお、片手が砲身になってるんだけど。割とカッコいいな」
「あれ見た最初の感想がカッコいいってどうなんですの?」
「えっ? だってカッコいいじゃん。クレアはそう思わないのか?」
「いやまぁ、カッコいいですけど。今そうしている場合じゃないと思いますわ」
祭とクレアでそう言っていると聞こえているのかネオンが
「褒めてくれるのは嬉しい反面、自分はこの姿は好きじゃ無いから複雑な気分」
と発射した体勢のまま苦笑いしていた。
「すまない、仕切り直して再開しようか」
「今の私に攻撃があたるとは思わないでね」
「上等だ、シュート!」
祭が焔火扇の単発弾を打ち込む。
が、ネオンの前にシールドの様なものが出てきて防ぐ。
「まさかのA◯フィールドの様なもんが出てきたんだが…さっきもそれで防いで打ち返してきたのか」
「その通り。とは言っても流石にこのバリアのコストが高いからもう使えないけどね」
「そうか、まだ使えるのなら出力を上げないと打ち抜けそうに無いし、隙が大きくなるから助かった」
「さあ、次は撃ち合いを始め…」
よう…と続けて言おうとした時、ネオンの真後ろに黒ずくめの男性が現れ、
「撤収だ。ネオン、これ以上戦う事は許されない」
「どうして? テルルの方は情報取れた?」
「別のやつが向かってったのが見えてな。バレかけたから情報はそこまで取れなかった」
「そう、撤収はボスの命令?」
「ああ」
「そっか。そういう訳だから残念だけど撤収させて貰うよ」
「それをさせると思ってるのか?」
「そうだよね。だからこうするの!」
砲身から煙が勢いよく噴出され、祭と近くに隠れてた叢雲も巻き込み充満する。
そんな中「次は決着をつけたいね」
とネオンの声が聞こえた。
煙が晴れた後はネオンともう一人の男性姿はなかった。
「逃しちゃったか。何が目的だったんだろう」
近くに来た叢雲が
「もう一つの…方にも…いってるみたいだから…多分、ゲートの…情報」
「どうゆう事だ?」
「急に…現れた…ゲートを調べて…どういうものかの…確認」
「確認して何になる。利用でもするつもりか?」
「わからない…けど可能性はある」
「そうか」
すると遠くから
「祭ー、叢雲ー」
と二人を呼ぶ声が聞こえてきた。
二人がその方向に振り返ると、紫電とレイアが走ってきているのが見えた。
「二人にもさっきの事の説明をして、今後の対策をしないと」
「うん…そうしよう」
そう言うと祭と叢雲は紫電達が来るのを待つのだった。
次回は集合した紫電達が今後の事を相談してるところを書いて
次に第1章のキャラ紹介を書いて第1章は終了です。
第2章はどんな感じになるのか。
期待しないで待ってください。




