第121話「束の間の平穏 離れない苦悩その二」
ネタが…無い!
どうすればいいんだ!?
ネルからの痛烈(本人にとって)な言葉を受け、放心状態の紫電。
紫電の意識が戻ってくるまでどうしようかとネルとジュエルが思っていると…。
紫電の後ろから声をかけてくる人物がいた。
「紫電? 何をしているのですか、こんな道の真ん中で?」
「紫電様? 如何なされましたか?」
件のお二方、レイアと鈴だった。
声をかけられた紫電は放心状態から回復し、二人の方へ振り返る。
「あぁ…レイアに鈴、おはよう」
「おはようございます、紫電。それで、先程も聞きましたが何をしてるんですか?」
「ん、ちょっと考え事をね…」
「お悩みですか? 私達で宜しければご相談に乗りますよ」
「ん…、いやそんな大したことじゃないから大丈夫」
((どこが!?))
「そうですか? でしたら今から少し買い物に付き合ってください」
「買い物? 何を買うんだ?」
紫電の質問、その答えを口に出す為、レイアは笑顔で紫電の顔を見て…。
「ミストルとアルターエゴ。その双方を次の一件で完全に潰す為のお買い物ですよ」
「………………………………は?」
沈黙が流れる。
再び何も言えない状態で固まってしまっていた紫電だったが、今回の復帰はかなり早かった。
「潰すって言ったって…その為の買い物っつったってこんな街外れの商店街で何を…?」
そう、紫電が考え事に夢中で気が付いていなかったのだが、今紫電達がいる辺りは街外れの一角にある古い建物が立ち並ぶ商店街である。
「ですから買い物ですよ。ここら一帯の家や店はとある一族の大規模な商売店。表向きは別々の経営店にしか見えないけど、根本は全部一緒であり、世界そのものに根付く、世界を裏側から支配する存在達がいる場所へ買い物へ行きます」
「そんなヤバい奴らがなんたってこんな場所で……?」
「理由は単純です。ここが気に入ったからと仰っていたそうですよ」
「ヤバい奴の考えることはよく分からないなぁ…」
紫電は考えることをやめ、黙ってついていくことにした。
「それでは、参りましょうか」
レイアと鈴が歩き出し、その少し後ろを紫電は付いていくこと事にした。
次回、新キャラ登場! …できればいいなぁ。
一応、ちょこちょこ出番があるキャラになるの予定です。




