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女神様と現代モンスター討伐戦線  作者: 式・シロノス
第7章「三つ巴決戦 決着編」
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第120話「束の間の平和 離れない苦悩」

新章開幕!

今回は会話パート。…ある事に悩む紫電の様子をご覧ください

 未来から来た武装組織クロノストリガーとの戦いを同じく未来からやってきた|次世代達(紫杏達)と共に討ち果たしてから一週間が経過した。


 この一週間魔神側からの干渉は少なく、小さなゲートが開く程度で大きな問題は起こしていないようだ。

 そんな中紫電は珍しく家でゲームをするわけでもなく街中を歩いている。

 紫電の頭には先の事件で気づいた事、自分の子である紫杏と紫燕が誰との子であるか。

 それに気づいてしまった為、ここ一週間悶々としているので、見かねたネルが散歩を推奨したのだ。


「ん~~………」

(…重症ね)

(どうするんですか女神様? このままだと流石に支障が出ますよ?)

(分かってるわジュエル。けど、これに関しては私も経験が無いし、どうすることも…取り敢えずは散歩を勧めたけど)

(気分転換になってないですね…)

「ん~~………」

((はぁ…))


 ネルとジュエルは同時に心の中でため息を吐く。

 二人の様子に全く気付くことも無い紫電はそれもそのはず、頭の中には一つの考えしかない。

 …レイアと鈴の事である。


(紫杏は俺とレイアとの間にできた子…紫燕は鈴との…。結婚なんて考えたことも無かったけど…俺、二人と結婚するどころか、仲間としての意識の方が強かったんだけど! 異性としては認識してたけど、そういう風に意識したことなかったのに! あの一件以来まともに顔を見れてない気がする…会話もぎこちないって自分でもわかるくらいには動揺しちゃってる)


 段々と思考の海に落ちていく紫電。 …乙女か! そう言う所は純粋すぎるだろお前!

 そんな紫電の思考を一時的とはいえ、現実へと戻したのはネルが紫電を呼ぶ声だった。


「…電! 紫電!」

「ふぁ! ふぇあ! な、何!?」

「人が呼んでるのに反応もしないで一人考え事に集中しないで」

「ご、ごめんネル。それで、何だった?」

「こっちの結婚に関する法律の事」

「う……」

「貴方も考えてたことでしょう? 私が気になるのはここの結婚は重婚が可能なのかって事」

「……可能だよ。条件はいろいろあるけどね。…説明は省くけど」

「条件付き…ねぇ」

「…何か言いたげだね」

「貴方が漢を見せて、二人を堕としたのは分かるけど。私の予想なんだけどさ…」

「なんだけどさ?」

「貴方の未来の嫁。もっと増えてると思うわ」

「………」

「最低でも一人いるからね、現状。誰かは言わないけど」


 ネルの言葉に放心状態になってしまった紫電。

 紫電の苦悩はいつまで続くのか…。それとも、吹っ切れてその心の内に芽生え、意識し始めた感情を向けるのか。

 恋する者は強くなる…。それはいつの時代、どんな時も変わることの無い人の心理である。



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