第114話「VS クロノストリガー研究部トップ戸軽戦その二 祭視点」
今回も大変更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした!
コロナに掛かってしまい自宅療養中に書ければよかったんですがちょうどアルセウスが発売してずっとそっちやってました…。
後は、やる気なくなってたのと仕事関係の勉強が再開した影響もありますけどね…。
次こそは一か月以内に更新できればいいな…。
祭、戸軽の攻防は変わらず互いに決定打が無いまま、時間が過ぎていく。
お互いの体力が着々と削られている。
「ハァ…ハァ…」
「どうした? 随分と…息が切れてきている…ようだが?」
「それは…お互い様…だろう?」
「ククク…私も、此処まで戦闘を…継続させた記憶はない…いつ以来だろうな、私がこんなにも戦いが楽しいと思ったのは…」
「それは何よりだ…。でも、いつまでも戦いを続かせるわけにはいかないからな」
「同感だ。私もこれ以上長引かせるつもりは無い。アイツの為にもな…」
「ならば、もうこれ以上の言葉はいらない」
「ああ、いらない。最後の力を振り絞って…」
「お前を…」
「貴様を…」
「「倒す!!」」
祭と戸軽の攻撃速度が上がり、二人の攻防は激しさを増す。
今まで掠ることも無く、互いに無傷でいたが防御を捨て、攻撃にすべてを意識し始めた二人に致命打になる攻撃は最小限の動きで避けているが、それ以外の攻撃は防ぐことも避けることもしない。
只々互いの身体に細かい傷と少し深い傷がついていく。
そして、決着の時が来た。
「………」
「………」
無言のまま攻防を続けていた二人の距離はゼロに近い。
その距離のまま二人は武器の先端を相手の心臓に狙いを定め、突き出した。
二振りの短刀の先端と祭の焔華扇の槍先が正面からぶつかる。
火花散らしながらもその拮抗は長く続かなかった。
戸軽の短刀が先端から根元近くまで砕け散り、武器のぶつかり合いによって狙いが逸れた焔華扇が戸軽の腹部を穿つ。
「ガッハァ…!!」
「……」
口から大量の血を吐く戸軽、その血を真正面から浴びた祭の頭から服の半分近くが血に染まる。
そんなことも気にせずに祭は焔華扇を戸軽から引き抜く。
槍を腹部から抜かれた戸軽は前のめりに倒れ、地面が血によって紅色に染まっていく。
「あ…ぐぁ…」
「私の…勝ちだ」
「ハ、ハハ…。その、ようだ」
地面に倒れ伏しながら戸軽は最後の独り言のように誰かに向かって語りかけている。
「結局…私はまた…お前の最後に…立ち会え…ないのか。けど、過去と…は、言え…また、お前に…会え、て…」
そこから先の言葉は続かず、戸軽はそのまま目を開いたまま、動くことは無かった。
祭は何も言わず戸軽の傍に膝をついて、開いたままである瞼を閉じてあげた。
「戸軽…お前は人として最低であっても、誰かのためにあえてそれを演じていたのなら…いや、どんな理由であれ、私は戦っていて感じた。お前の気持ちの強さに私は敬意を表する」
右手を胸の前で握り、目を閉じ、祭は祈る。
再び目を開いて、すぐそばまで来ていた三人に振り返り…。
「さて、行こう。早く紫電達と合流しないとな」
次回はう~ん。まだ確定してはいませんが戦闘はないと思います。
紫電達と祭達を合流させて、クロノストリガーの頭領との対面まで書こうかな?




