第97話「VSクロノストリガーの生物兵器その四」
今回は次回予告の通り紫杏達が紫電と合流するまでは書いていきましょう。
紫電とドラゴンもどきの戦いはどうなるのか!
エネルギー源が破壊されたことに気が付いた紫電が白雪を構え、ドラゴンもどきに再度仕掛けにいく。
エネルギー源を破壊された影響か頭をふらふらさせていたドラゴンもどきも仕掛けに来る紫電の姿を確認し、首を振って向かってくる紫電の姿を見据える。
「向こうもまだまだやる気だな! そう来なくっちゃ面白くない!」
「グガアアァ!!」
「エネルギー源を破壊したからと言ってもう既に吸収された力はまだあのドラゴンもどきの中にあるわ。油断しないで!」
「当然!」
ドラゴンもどきが爪を振り上げ、紫電に向かって振り下ろしてくるが、先程よりも僅かに動きが鈍くなっているのが紫電には分かった。
「明らかに動きが鈍くなっているな。これはアイツらが戻ってくる前に終わらせれるかな」
「油断しないでって言ってる傍から貴方は…」
振り下ろされた爪を飛んで回避してそのまま腕に着地すると全力でダッシュ。
すぐにドラゴンもどきの頭に狙いをつけ白雪を振る。
が、ドラゴンもどきは当たる直前で頭を引き、紫電の攻撃を回避、そのまま紫電に向かって頭突きをした。
紫電はそのまま後ろに吹っ飛ばされながらなんとか空中で体勢を立て直して着地する。
「ぐっ!?」
「だから言ったのに、大丈夫!?」
「何とか…」
ドラゴンもどきは追撃とばかりに翼を使って地面すれすれを飛び紫電に向かって突っ込んでいくと紫電の少し前で浮き上がり際に爪を振り上げる。
紫電はぎりぎりで回避したが、コンクリートの地面が抉れ、その破片が紫電の体を傷つける。
「くぅ…」
「攻撃に転じた瞬間に攻撃を喰らい始めた。しっかりと相手を見なさい! じゃないと皆が来る前にやられるわよ!」
「分かっていたつもりなんだけどな…」
「来るよ!」
「ちっ!」
ドラゴンもどきは空中に浮いたまま口を開き、ブレスを吐いてくる。
そのブレスを紫電は魔法で何とか逸らし、刀に魔力を込めて斬撃を放つ。
ドラゴンもどきはその斬撃を自身の爪で受け止め、破壊するとそのまま紫電に向かって急降下押しつぶそうとする。
紫電は迎撃せずに回避を選択、真後ろに全力で飛ぶ。
直後ドラゴンもどきの一撃が地面にクレーターを作り上げた。
紫電も負けじと魔力を纏わせた白雪を全力で振るう…周囲の被害を一切考えてない本気の一撃。
斬撃が通った後がどんどんと凍り付いていく。
そんな脅威が迫ってきている中ドラゴンもどきは避けることはできないと判断したのか全力のブレスをぶつける。
斬撃とブレスが中心でぶつかり合い大爆発。
高温と低温がぶつかり合ったことによる蒸気で周囲一帯何も見えなくなった。
「防がれた…結構本気で打ち込んだのに…」
「相手も全力で防いだからそこまで落ち込むことは無いわ。気張りなさい、こっちが全力を出した以上相手ももう力の出し惜しみはしないわ」
「うん、こっから俺も出し惜しみなし。全力であいつを倒す」
紫電の声に応えるように魔力を纏って輝いている白雪に更に光が集まっていく。
「白雪も答えてくれている…もう少しだけ付き合ってくれ」
白雪を撫で、そう言葉をこぼすと紫電はドラゴンもどきのいるであろう位置を見据える。
そして風魔法で蒸気を吹っ飛ばす。
蒸気が晴れた先には同じく紫電を見据えていたドラゴンもどきの姿があった。
ドラゴンもどきのその目にもう狂気は籠ってない。
純粋に紫電を見据え、生き残る為に紫電と殺し合うだろう。
互いに互いを見つめながら時間が過ぎていく、そんな時紫電の方から援軍がやってくる。
紫杏達が戻ってきた。
紫杏達は状況がつかめずに困惑していたが、それぞれ武器を構えてドラゴンもどきと対峙する。
此処から生きるか死ぬかの戦いが始まる。
次回ついにドラゴンもどきと決着になると思います。
何だろう…今回最後辺りはだいぶ真面目に書いた気がする。




