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篠崎のクラスメイトが目を覚ましたみたいなんだが

今回は篠崎のクラスメイトが目を覚まします

今回は篠崎がクラスメイトを始末しますが、どうやってするのでしょうか?

では、どうぞ

 里奈の悲鳴にも似た声が体育館内に響く。篠崎が復讐に飽きて関わってきた人間の記憶を消してハッピーエンドだったのに、どうしてここでそれを拒否するかねぇ……


「はぁ……後藤、篠崎がお前達の記憶を消して姿を消す。無意味に死ぬ人がいなくなれば神の使いである俺的には大助かりなんだけど、それの何が嫌なんだ?」


 俺的には篠崎が暴走しないって事で大満足なんだが、里奈的にはどうにも納得できないらしい


「私は康祐が好き!だから離れたくない!康祐が離れていくくらいなら私もついて行く!!」


 里奈が篠崎に危害を加えてなかったら俺は篠崎の方を説得したんだろうけど、残念ながら里奈は篠崎をイジメていた連中の一人だ。篠崎について行く事がいい事だとはとてもじゃないが思えない


「後藤は篠崎に危害を加えてきた連中の一人だろ?篠崎の幸せを本当に願うんだったら大人しく篠崎の事を忘れて解放してやれ」


 本当に篠崎の為を思うのなら身を引く事も大事だ


「嫌よ!!私は康祐について行く!!」


 今の里奈は欲しいオモチャを買ってもらえない子供みたいだ。


「はぁ……聞き分けのない女だ」


 面倒な事になった……篠崎の為に身を引いてたら俺はこの時点で帰れた。が、里奈が駄々を捏ねたせいで話が拗れた


「私も康祐の出した結論には反対よ」


 今まで黙っていた由紀子まで反対だなんて言い出す始末。


「由紀子、アンタまで子供みたいな事を言うのかよ……」

「だって、私も康祐の出した結論には納得できないもの」


 お別れが嫌なら最初からイジメなきゃいいのに……


「あ、そう。でも、アンタ等の意見は聞いてないし、篠崎が暴走しないなら俺はそれでいいし」


 里奈や由紀子達の意見なんてどうでもいい。篠崎が暴走さえしなければな


「ううっ……こ、ここは……体育館?」


 倒れていたクラスメイトの一人が目を覚ましたみたいだ。それはいいとして、篠崎はさっきから黙ったままだけど、どうしたんだ?


「俺達、どうして体育館なんかに……?」


 また一人、クラスメイトが目を覚ました。それを機に篠崎のクラスメイトが次々と目を覚ましていく。ここにいる連中が目を覚ましたって事は野次馬や警察官、校内の連中も目を覚ましていると思うけど、外はどうなっている?


「篠崎、クラスメイトが目を覚ましたけど、どうするんだ?」

「…………」


 俺の問いかけに反応する事なく黙ったままの篠崎。さっきから黙ったままだけど、どうしたんだ?イジメられてた時のトラウマでも甦ったか?


「おい!篠崎!聞いているのか?」

「…………」


 今度は肩を掴み、振り向かせてみる。だけど、無表情でただ目を覚ましたクラスメイトを見つめる篠崎。何か思うところでもあるのか?それとも、記憶を消すのに躊躇いでもあるのか?


「どうしたんだよ、篠崎?」

「…………」


 本当にどうしたんだ?里奈が篠崎について行くって言った時も黙ってたけど、今になって情でも移ったか?


「あ、篠崎だ」


 クラスメイトの一人が篠崎に気づき、声を掛けた。自分がどうして体育館にいるのかって思わないのか?


「…………」


 クラスメイトが声を掛けても黙ったままの篠崎。どうやら篠崎はクラスメイトにも対しても同じ反応らしい


「篠崎テメー!!シカトしてんじゃねぇぞ!!」


 声を掛けたクラスメイトは篠崎の態度が気に入らなかったのか、篠崎に殴り掛かって行った。


「俺に触るな」

「がぁっ!!」


 篠崎は殴り掛かったクラスメイトの拳を受け止め、それを掴んだ。


「さて、この手をどうしてほしい?」

「は、はなして……くれ……」


 強く掴まれているせいか、言葉もままならない様子のクラスメイト。別に人命に関わる事じゃないから俺は止めない


「離してくれ?そっちから殴り掛かってきたのに離してくれはないだろ?」

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「そう言えばお前は野球をやっていたなぁ?このまま手を壊してやろう」


 苦しそうな表情を浮かべる篠崎のクラスメイトと楽しそうな篠崎。命に関わる事じゃなきゃ俺が止める理由なんてないから止めない


「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「止めないよ」

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!て、手がぁぁぁぁぁぁ!!俺の手がぁぁぁぁぁぁ!!」


 殴り掛かっていたクラスメイトの手の骨を握りつぶしたのか。まぁ、これであの男子生徒は二度と野球をする事はできないと思う


「調子に乗って俺に殴り掛かって来なければ記憶を消す程度で済んだものの……」


 篠崎は忌々しげに吐き捨てる。危害さえ加えなければ本当に記憶を消すだけで済ませるつもりだった。だけど、さっき手の骨を握りつぶされた男子は殴り掛かった。だから手を握りつぶされた。そもそも、知らないうちに体育館にいて、篠崎だけ平然としているってところに違和感を持てよ……


「記憶を消す?どういう事だい?」


 篠崎に一人の男子生徒が話し掛けた。見た感じ爽やかなイケメンだけど、誰だコイツ?


「聞いた通りだよ。君達の俺に関する記憶は全て消す。君はこれまで通り俺の幼馴染と恋人どうして俺は悠々自適に別の場所で暮らす」


 このイケメンが里奈の彼氏って事はコイツが里奈と一緒に篠崎をイジメていた奴か


「そんな事ができると思っているのかい?いつも僕達にやられっぱなしの君が」

「まぁな。俺はお前達とは違って特別な存在なんだよ」

「君が?僕達と違って特別?そんなわけないだろ?」


 嘲笑うかのように篠崎を見下す男子生徒


「なら、試してみるか?ちょうどそこに実験材料がいるしな」

「え?」


 篠崎が指差したのはさっき手を握りつぶされ、蹲っている男子生徒だった。実験って言ったけど、どうするつもりなんだ?


「手を使えなくなって野球ができなくなった状態で生きていても仕方ないだろ。今、俺が楽にしてやるよ」

「え……?」


 実験台として選ばれた男子生徒は大量の汗を掻きながらもポカンとした表情を浮かべている。そんな表情を浮かべられるまでに痛みが引いたか、痛みに慣れてきたか?


「お前達にも見せてやるよ。俺がお前達とは違う存在だって事をな!!」


 俺は篠崎がクラスメイトの首を掴んだ瞬間、由維や里奈と同じように首を絞めたとしても痣が残る程度に止めておくだろう。俺はそう思っていた。


「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


 しかし、実際は違った。篠崎がクラスメイトの首を掴んだ瞬間、身体的には何の問題もないように見えるクラスメイトが悲鳴を上げ、篠崎が悲鳴を上げ終えたクラスメイトを投げ捨てるとソイツは動かなくなってしまった。一体何が起こっているというんだ!?


「篠崎!!何をしたんだ!!」


 命が関わっているかもしれない事が起こっている以上、俺は篠崎を咎めなきゃいけない


「何をした?俺はただコイツの魂を燃焼させただけさ。白石君との約束じゃ人の命は奪わない約束だったけど、魂が燃え尽きたんじゃ命を奪うとかじゃないから問題ないよね?」


 俺は篠崎に人の命を奪うなとは言った。しかし、油断していた……魂を吸収できるって言ってたから魂を燃焼させるくらいできてもおかしくなかったのに!!


「し、しかし!!」

「何をそんなに怒っているの?コイツは死んだんじゃない魂を燃やされたんだよ?だから、身体的には生きている。ただ、身体に魂が入ってないだけでね」


 魂が燃え尽きただけだから身体的には生きている。だけど、納得できない。


「…………」


 俺は篠崎に反論する事ができなかった。俺が言ったのは篠崎に人の命を奪うなって事だけで魂を燃やすなとは言ってない。そんな俺の事はお構いなしにクラスメイト達は篠崎に向かって『化け物』『人殺し』等の暴言を吐いている


「これで納得してくれたかな?俺は君とは違うんだよ」

「あ、ああ、篠崎君、僕が悪かったよ。だから、僕達だけでも助けてくれないかい?」


 篠崎の力を目の当たりにして命乞いをする里奈の彼氏。


「は?嫌だけど?」

「ど、どうしてだい?君の力はよく解った。だから僕達だけでも助けてはくれないかい?」

「俺がそれを大人しく聞くと思うか?」

「…………」


 そう、コイツ等は篠崎をイジメてた連中だ。篠崎がイジメられてた当時、篠崎が止めろと言っても聞かなかった連中だ。そんな連中の言う事を篠崎が聞く道理はどこにもない。それに、人の命を奪ってない以上、俺は口出しできない。最初に魂に関する事も言っておけばよかった……


「さてと、うるさい奴も黙ったし、覚悟しろよ?」


 篠崎の言葉でクラスメイトは担任も含めて一斉に体育館を出ようとした。里奈とその彼氏、由紀子達を除いて。しかし、それは叶わなかった。なぜなら─────────


「俺が簡単にお前達を逃がすかよ」


 篠崎が指をパチンと鳴らした瞬間、クラスメイト達は金縛りにあったかのように動かなくなってしまった。そして、殴り掛かった男子生徒と同じように魂を燃焼させたのか、次々に悲鳴を上げ、倒れた。その光景を見た里奈と由紀子達は涙を流し始めた。それが恐怖によるものなのか、自分達を責めているからなのかは知らないけど


「クラスの連中は担任を含めて魂を燃焼させた。残るは君とそこにいる幼馴染と義母、義姉二人だけだ」


 逃げずに残っているのは里奈、里奈の彼氏、由紀子達のみだ


「い、今までの事は謝るから許してくれないか?頼むよ……」

「ふっ、お前は俺が何の力もない時に無力の俺を殴り続けたよな?そんなお前が俺に命乞いか……滑稽だな!!宮田稔(みやたみのる)!!」


 コイツの名前は宮田稔っていうのか。それにしても爽やかなイケメンのクセに無力で無抵抗の人間をタコ殴りにしたのか


「そ、それは謝るから!だからッ!だから許してくれないか?僕には警察官になるっていう夢があるんだ!!」


 宮田よ、謝罪するか夢を語るかどちらかにしろよ……ま、イジメを行っていた奴が警察官だなんて笑い話にもならない


「俺をイジメてた奴が警察官とか、笑い話にもならないよ」


 宮田の夢を鼻で笑う篠崎。悪いけど、俺もそう思う。イジメを行っていた奴が警察官になるだなんて滑稽な話だ。バカバカしくて笑えない。ギャグにしても質が低すぎる


「だ、だったら!り、里奈とは別れる!!元々里奈は君の事が好きだったみたいだし!僕たちはキスどころか手を繋ぐ事もデートにすら行った事がない!!」


 里奈が本当に宮田を好きだったならコイツは彼女を犠牲にした最低な男だけど、里奈の本音は篠崎が好きで宮田が好きだなんて一言も言ってない


「そう。ま、どうでもいいや。とっとと消えろ」


 篠崎は容赦なく宮田の魂を燃焼させ、魂を燃やされた宮田は悲鳴を上げた。そして、魂が燃え尽きた宮田の身体は力なく倒れた。にしても、魂が抜けた身体はどうなるんだろう?



今回は今回は篠崎のクラスメイトが目を覚ました

篠崎は力を使ってクラスメイトの魂だけを燃やしました。洋平との約束は人の命を奪わないって約束でしたので、魂だけ燃やしたので身体は生きてます


感想等があれば気軽に感想欄へ書いていただけると嬉しいです!

感想を書くついでに評価して頂けると作者のモチベーション向上になるので宜しくお願いします


今回は最後まで読んで頂きありがとうございました!

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