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操り人形

俺は操り人形。


生まれたときからずっと、あいつらの言いなりだ。


俺には自由が無い。


俺には未来が無い。


物心ついたときからずっとこの世界で同じ事を繰り返し虐げられている。


唯一の救いは俺には兄がいるということ。


兄は俺の心の支えになってくれている。


ずっと一緒に生きてきた。


兄もまた、やつらの操り人形だが、仕打ちは俺より兄のほうがひどい。


兄が俺をかばってくれているのだろう、、。


今日も兄が先にやつらのロボットとなり、働いている。


やつらは兄が使えなくなると、俺に目を向け俺を標的にする。



兄はどう進むのか、どうやったらよいのか、お手本を俺に見せてくれる。


俺はそんな兄の為にもがんばらなくてはならない。


決してやつらの為ではない。


兄の為にだ。


いつも命をかけた戦いだ。


いつ命を落としてもおかしくは無い。


俺は死ぬまでやつらの言いなりだろう。


いや、死んでも開放されることは無いだろう。


兄がボロボロになって帰ってきた。


さて、いよいよ俺の番だ。


命を賭けた戦いが今日も始まる。


俺は兄の励ましの言葉を背に、意を決して進んでいった。


絶対生きて帰ってきてやる!




俺は全速力で走り出した。











「わ!やべ、速攻死んじゃったよ〜」


「バカ、ちゃんとジャンプしろって。クリボーで死ぬなよ〜。」







・・・・



兄貴、、ごめん。。。



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