第7章:奈落の叫びと、共鳴者
ネットカフェ、深夜。
アキラは闇サイトの復讐スレッドで、「ユースティティアの印を持つ者は、ここへ。」というメッセージに対し、わずか数時間後に返信をしてきた人物と接触していた。
相手のハンドルネームは「ドクター」。
ドクター:
『興味深いメッセージだね、"アラストル"。君は本当に、収穫を終えたのかい?』
アキラ:
(この男は知っている。俺がユキオたちを「処理」したことを。そして、この「ドクター」というコードネーム自体が、ユースティティアの印を持つ者、つまり、復讐の代行者であることの証だ。)
アキラ:
『毒麦は、瀝青の沼へ送られた。おまえも同じ印を持つのか?』
ドクター:
『ああ。僕は、この世の全ての**「毒麦」の病理を診断し、治療法を開発する者だ。僕の診断によれば、君は非常に美しい「切除」**を行った。』
アキラ:
『俺の復讐は終わった。だが、おまえの診断によると、この世界にはまだ、マーレボルジェで裁かれるべき毒麦が溢れている。』
ドクター:
『その通り。そして、僕たちは太古の昔に、人類で最初に復讐を行った人間の意志を継ぐ、選ばれた存在だ。君は、その力についてどこまで知っている?』
アキラ:
(来た。俺が求めていた情報。ユキオたちを殺したあの力の正体。)
アキラ:
『俺の怒りが、破壊の打音となり、奴らの罪を幻視させた。それだけだ。』
ドクター:
『それは、**アレークトー(絶え間ない怒り)の力の一端だよ。ユースティティアの印を持つ者には、アラストルの三女神の力が備わっている。僕が、その力を詳細に教えよう。
その代わり、君の次の「オペラ」**のターゲット情報を共有してもらおうか。』




