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『毒麦は自らを晒し復讐者に食われる』  作者: 頭木カムパネルラ


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第19章:神話の覚醒と、アラストルの契約

決戦前夜、アキラの夢の中


アキラは眠りの中、ユースティティアの印が刻まれた太古の石室のような場所にいる。


そこで彼は、アラストルの真の姿、あるいは概念的な存在と対面する。


アキラ自身の内なる声となって“それ”は聞こえてきた


アラストル:「よく来た、我が代行者よ。お前こそが、太古の昔に、人類で最初に復讐を行った人間の意志を最も純粋に継ぐ者だ」


アキラ:「俺は、毒麦を刈りたいだけだ。お前は、俺の力を利用しているだけだろう?」


アラストル: 「利用?いいや。契約だ。お前が毒麦を刈るほど、お前の魂は浄化され、俺の力は世界に満ちる。そして、お前が復讐の道を選んだ限り、お前には**『天の裁き』**は決して届かない」


アキラ:「俺に、ユースティティアの裁きは下らないのか?」


アラストル:「 汝自身を知れ。お前はすでに、お前自身の罪、「“おともだち”を殺したこと」を受け入れている。自己を知らない者だけが、裁きを受けるのだ。セラフは、その傲慢な無知ゆえに、コキュートスに送られる」


アキラ:「俺のオペラは、必ず完遂する」


夢から覚めたアキラの手の甲の印は、以前よりさらに深く、強烈な輝きを放っていた。


彼の力は、神話レベルへと到達した。

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