第17章:カノンと共犯者の誓い
ドクターのアジト、情報分析中
カノンはドクターから渡されたPCを操作し、純粋浄化機構に関する情報を解析している。
彼女はすでに、単なる傍観者ではなく、アキラの**「情報戦」**を担う重要な共犯者となっていた。
カノン:「オービットのリーダーは『セラフ(熾天使)』というコードネーム。彼は、政治家やメディアのトップと繋がっていて、裏でユースティティアの印を持つ者を『悪魔憑き』として社会から抹殺する世論を形成しているわ」
アキラ:「 善き人を自称する奴らが、最も汚い手段を使う。毒麦だ。偽りの善意で世界を塗りつぶそうとする、最悪の毒麦だ」
ドクター:「セラフは、君たちが住む街の郊外にある、古い教会の地下にいる。そこが奴らの**『浄化の祭壇』だ。アラストル、君が奴をコキュートス**へ送るべきだ」
カノンはPCを閉じ、アキラの目を見る
「アキラ。私に、できることがあるなら何でも言って。私も一緒に戦う。銃は持てないけど、あなたの音楽(復讐)を、誰も知らない地下深くで守り抜く」
アキラはカノンの肩に手を置く
「お前のその決意こそが、俺のオペラの魂だ。ありが
とう、カノン。お前は、毒麦のリストから最も遠い場所にいる」
アキラ:
(俺は一人ではない。俺の孤独な復讐は、もう俺たちの戦争となった。カノンは、俺の最後の人間性であり、破壊の打音から俺を救う唯一のメロディだ。)




