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【第一話】序章

登場人物初代青龍王青龍、初代光天国王アルゴス、蒼天の巫女 竜の力を守る少女。

第一光天国王 光天耕一郎、強い光の力を持つ。初代光天王アルゴスの孫、斎藤久。初代青龍王の孫

強い青龍の力持つ。美弥音姫稲谷家の娘。何もできない着飾り王妃と呼ばれている。」



 

第一話耕一郎と王妃

時は、昭和時代、この日本に二つの国が存在した。東京を守る青龍家、岡山を守る光天家。

二つの国は互いに手をとり平和を築いていた。両国の国王は龍であり人びとを龍の力で守りつづけていた。

だが青龍は光を恐れ、光りの王アルラスを殺そうとした。アルラスは青龍のいかりを沈めようとたちむかった。

だが争いは終らず、長きに渉る戦がつづいた。だが奇跡が起きた。

謎の少女が戦場に立っていた。

彼女は青龍に近付いてふれた。

「わたしに何をするきだ。」

「もうおやめなさい。あなた達の戦は終わったの。だから心配しないで安心して眠って」

彼女の言葉が青龍に届き青龍はねむった。そして青龍の力は玉なった。

「アルゴス。あなたも眠りなさい。あなたの想いはいつか誰かがうけ継いでくれるからそれまで眠って。

大丈夫。あとは私に任せて。」

アルゴスは頷き、静かに眠った。アルゴスは光の粉になった。

そして、彼女は、青龍と光りの力を唱えた。

「割れは聖なる神の巫女のまつえの姫。桜。汝の命にこたえ蒼天の光りを解き放ち、この闇を払いたまえ。

精光華舞ライト。」

ピカー

蒼き光りが解き放たれた瞬間、闇に侵された日本は光りに満たされ人びとは呪詛から救われた。

日本は平和となった。

人々は彼女を蒼天の神と呼ばれた。彼女の伝承は耕一郎、久という青年に受け継がれた。

時は、流れ、青龍家、光天家に穏やかな平和が訪れた。斎藤久は先祖の青龍の後継者となり、第一

青龍国王となった。そして長崎から紅志桜里姫という姫を王妃に迎えた。月日が流れ3人の殿下が誕生した。

名は、友也、正幸、光弘と名ずけられ、逞しい殿下に成長した。

久は東北地方、埼玉、関東、九州の人びとを呪詛から救い続けた。また雷、火、水、氷国との蒼天戦争で

圧勝の勝利を得た。一方、光の竜王アルゴスの継承を受継いだ。耕一郎は光天家の第一光天国王となった。

耕一郎は中国地方、四国地方の民を呪詛から救い続けた。また近畿地方の風、闇、、精霊国との蒼天戦争で

圧勝の勝利を得た。光天は蒼天戦争を終え、生き残りがいないか探した。光天の後から声が聞こえた。

「助けて。誰か」

光天は振り返ると美しい娘が倒れていた。

「大丈夫か。うちに連れていくから。君は私がたたすける。」

娘は、頷いた。光天は彼女を城に連れて帰り、自らの力で娘を呪詛から救った。娘は元気になった。

彼女は言った。

「助けてくれてありがとうございます。」

「いいや。いい。私が見つけていなければ君はあの場所で死んでた。君が生きてくれて嬉しいよ。

ところで君の名前はなんていうんだのだ?」

王は尋ねた。

「私は稲谷美弥音と申します。」

「美弥音姫か。いい名前だな。姫よ。私と結婚してくれないか?」

「私でいいのですか?私は不幸な姫です。家族は離婚し、兄弟は蒼天戦争で失いました。」

「案ずるな。姫よ。これからは私が君を幸せにする。俺は君が欲しい。私はきみに一目惚れしたのだよ。」

「私に?」

「そうだ。私は君には何も臨まない。何もしなくていいから私のそばにいてくれ。」

「わかりました。あなたの思いを受け容れます。」

「ありがとう。」

耕一郎は美弥音姫を抱きしめた。数か月後、耕一郎は美弥音姫を王妃に迎えた。耕一郎は人びとを呪詛から

救い続け、また民との交流も深め、家事もこなしながら平和を作り上げた

やがて王妃との間に二人の王子が生まれた。益彦、勇気である。

王妃は家事もできず、子供が嫌いなため耕一郎が育てた。王妃は「なにもできない着飾り王妃」民から言われていて

評判は悪かった。耕一郎国の評判をよくするため人びとを呪詛から救い続けた。一方、その動きに気付いた久は

岡山に軍を率いて向かった。光天の光の力に恐れを感じたからだ。光天は青龍家から国を守ろうと思い、軍を率いて

青龍家と戦い続けた。戦は長く続いた。だが力は光天が上手だった。青龍家は敗北し、撤退を余儀なくされた。

撤退した。青龍家は領地を光.追い詰められた青龍家は国を捨て屋敷を埼玉にたてた。青龍王は心がボロボロになり、王妃と離縁した。

久は王妃に言った。

「私はここをさるが子供たちを頼む。そして友也私の後継者とっしていずれこの国を救って、」

「はい。」

「ありがとう。皆。あとは頼む。」

王妃は頷いた。。王は埼玉を捨て、九州に去った。

時は、過ぎ、耕一郎は王を引退し息子の勇気が第二光天王になった。勇気は末良家から彰子という娘を王妃に迎えた。二人の娘は生まれた。一方、友也は二代目青龍国王となった。

これは友也と光天勇気が出会う前の物語である。           

                     END



 次週は新章でスタート

 光天家の次女、光天鈴十四歳。

 父と母に定めを与えられながら耐え、国を守ろうとする。しかし、純粋さを忘れず、岡山の平和を守るため邪悪な青龍軍団を倒すとの誓いを立てるのであった。

 まだ闇の眠りから醒めない岡山の空に、彼女の誓いが響いたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

 はじめまして、皆様いかがお過ごしでしょうか、椿と申します。

 この話は善悪をテーマに作りました。この時代は光を恐れた青龍家が光を破壊していく時代。そんな中、ひとりの少女が幼なじみと共に大活躍する恋愛アクションファンタジーです。 

 さてこのお話を書くにあたり、岡山に取材に行きました。

 八月のはじめ、暑い中、やれ桃太郎まつり、岡山神社、岡山城など駆けずり回ったのです。

 岡山神社では「たくさんの人に読んでもらえますように。続編はミスがないよう、読者に届けよう…」とお願い。

 桃太郎まつりでは、神々の表現を踊る「踊り連」たちの演舞を見て大はしゃぎ…いえ、その、あくまで取材です。

 実を言いますと前回の作品は修正ミスがありました。すみません。今後はミスもなく、読者も読みやすい作品を作っていこうと思っています。

 表紙、挿画の鶴山ミコト先生。先の作品も書きましたがそういうわけで私は青龍国王が魅力です。鈴も浩之、拓也、望田、吉岡、昌樹、友也、光天も予想以上のイラストで大感謝です。ありがとうございます。

 そして、読者の皆様。王妃後継者、少女鈴の物語、いかがでしたか?

 ぜひぜひ感想をお聞かせ下さい。

 ではまた、次のお話でお会いしましょう。

 二0二三年四月二五日に蒼天乃王新章を発売します。

 読者の皆さん、新章をお楽しみに。

                

第一話耕一郎と着飾り王妃

第二話呪詛 

第三話第三章絆

四第四章英雄王子と成精鉱王女

五第五章第四戦争

六第六章対決

七第七章運命

八第八章呪詛切り女王

九第九章蒼天乃心

十第十章光と闇

十一外伝

あとがき


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