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渇望

作者: 秋葉竹



闇に、

堕ちてぇなぁ、とか

想ってしまうこともある


そっちのほうが

楽そうだから


でも、違う

ひとは生きてくかぎり

負けるなんて

簡単にできるんだから、と


そんなダメな想い、

押さえ込んで

フォールをとって

ダァーッ、

って

叫んでみたくなる

危ぶむなかれ

道はできるさ、

って。


光、だけを

目指すのは

ヤだなぁ、って

暗い目で想ってしまうことがある


夜が、

好きだから。


ほんとうの愛って

夜にしかないって

知っているから



絶対の愛って

闇にしかないって

知っているから




闇に、

堕ちてぇなぁ、とか

想ってしまうこともある


そっちのほうが

美味しそうで


そっちのほうが

切り裂けそうで。



でも、

過去にすこしでも

好きになったひとがいて

そのひとが

赤ん坊みたいに

真っ白な笑いをみせてくれる

年老いたひとになったのをみて


あゝ、これは

ひとりで生きている場合じゃないぞ、と

みんなでかのひとを

守ってあげなくちゃいけない、と


わたしのくだらない

私じしんへの想いなど

なんの価値もねぇからな、と


夜も

闇も

愛せばいい

けど

白昼光輝も

生き抜け、と



かのひとの

まったく変わらない笑顔をみて

そう想ったよ




頑張って

斜めに心臓切り裂けど

なお、

生きてくことって

勇気が要るよね?









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