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高校生がクラス召喚された!?でも俺だけ別ゲーだった。  作者: Rafale
第9章「シャングリラ作戦第3段階」
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第5話「残る問題をどうにかしよう」

第9章第5話「残る問題をどうにかしよう」

……………………


 『何方が上か、白黒ハッキリさせる』これは大きな疑問を残しつつも、まぁ、最低でも『一定条件下であれば此方の方が上』という程度には結果を残した、後は弁舌でもって白黒はっきりさせたと言いくるめるか、後ほど正式な闘争をということで可能な限り先送りするかを決めていく事になる。


 したがってこの問題は解決或いは先送り可能であるということができる。つまり、目下最大の問題は外なる神だか旧支配者だか忘れたが、見ただけでSANチェックを要求し、平気で10ポイントぐらい奪っていく『ニャルラトホテプ』をどうするか問題。仮に実力をもって排除するとして、通常戦力は効くのだろうか? まぁ、探索者たちのキック(3D6+1D6)や拳銃《1D10×3》が効くのだ。通常戦力でも効かないことは無いだろう。だが、それは地球なめんなファンタジー(効かくなら、効くまで撃とう、ホトトギス)的解決方法であって、『極めて現実的な解決方法』なのかと聞かれるとその…あの…。となってしまう。


 ともかく最悪の事態に備えて、バイパー混成大隊と第1海上機動旅団に対して緊急撤退命令を発令。ノーザンブリア包囲部隊に対しても後方支援部門の後方退避と前線包囲部隊に対して対NBC防護を考慮した退避壕の掘削とガスマスクやガスケープを使用するように命令し、各地にの宿営地には汚染物質洗浄の為、シャワーの準備をさせる。


 除染が必要な事態は最後の保険としていきたいが、各方面と交渉しなければならないな。まったく偉くなるというのも考え物だ。それと、最近話していなかったがあののじゃ神にデータの復元をお願いしなければ……


 あれを使った後の後始末。特に国際世論の批判はすさまじいものとなるだろう。100年、いや1000年以上の長きにわたる屈辱の時代を味わうかもしれない。だが、世界の危機を座して待つよりはいいだろう? それに、“アレ”以外に方法がないわけではない。まず、それをしてみる。という選択肢もあるだろう。そのためには脅威度判定を偽り、ほどほどの危機感を与えなければならない。よく映画で、精鋭部隊やら高威力兵器やらを出し惜しみするシーンがある。そのたびに、出し惜しみするな! と罵る評論家気取りの素人がいるが、そんなことはできないのである。例えば、ゴジラが出てきた!初手、ツァーリ・ボンバ! などという暴挙は許されないのし、実際に首都東京への核兵器の実戦投入を解すべく一致団結していたわけだ。戦略核兵器は即滅亡の危機というのものあるが、経済的な問題もあるし、それほどの高威力武器は数がない。さらに言えば、こういった高威力兵器は使用に際し、政治的決断を下す必要があることもあるなど使いづらい部分がある。


 必要となれば戦略核兵器の使用すら厭わない米軍ですらMOABの様な非核戦力の実戦使用例は両手で事足りる程度でしかない。強行政権のくせに、いや、強行政権だからかもしれんか…。あのロシアでもFOABの実戦使用は3回しかない。このように、高威力兵器は使いにく。だからこそ、それなりの性能の使いやすい兵器が大量にストックされているのだが、ああいった規格外相手に軍事の常識が通用するのだろうか?


 威力については問題ない。第2次世界大戦の時点で威力は頭打ちになっていた。命中精度に裏打ちされた単位時間量当たりの有効火力投射量はともかく、24榴や33臼の一撃の威力は戦術兵器においては戦術核兵器とかいう狂気の産物やMOAB、バンカーバスター等と言ったゲテモノ兵器を除けば最高級の威力を持つ。戦後90年間、何が進化したかと言えば、誘導兵器の実装、歩兵携行式対戦車対空火器の充実、汎用性や拡張性の付与、通信機や暗視装置などの各種電子デバイスの小型高性能化と普遍化、光学照準装置の普遍化が主たるものだろう。


 さらに言えば、2020年代後半に実用に耐えうる戦闘用レールガンが開発されたことから、再び大艦巨砲主義の時代になりつつある。特に|海上からの戦力投射《FromTheSea≫戦略を取り続けるアメリカ海軍は艦載戦闘用レールガンをいつまでたっても進展しないAGSライトと合流させたうえで、Mk.71 8in砲の基本設計を強襲した艦載レールガンを搭載したCG-X計画を始動させたものの例によって例のごとく、『開発予算の大幅な超過』により中止され、アーレイバーク・フライトⅥ級の艦載砲換装のついでに色々と改良したフライトⅣ+を現在の主力としている。


 一応、戦車は統合と更なる進化があったし、ヘリコプターと言うより直接的な航空支援が可能な兵器が生まれた。データリンクとナノマシン、VRにより前線指揮官ではなく、後方の通信指揮車両に座る連隊長ですら電子的に再現された戦場の空気を肌に感じながら、各兵士のバイタルや、残弾薬などの各種ステータスや各種センサーネットワークの情報を基に、より実感的な指揮が可能となったが、それは軍の根幹たる歩兵戦闘を支援する枝葉でしかない。


 威力以外は創意工夫でなんとかできる要素であることを考えると、歩兵戦闘に関しては現代戦と同等レベルのことが可能だ。むしろ、小銃弾薬は連射しやすくするために炸薬量を減じている。問題は、歩兵戦闘レベルの考え方であの邪神を撃破できるのか? ということだが、戦車や航空機が出張るような戦闘規模になると火力がぐんぐん下がっていくため、何とか歩兵戦闘レベルに抑えたいところだ。何せ、歩兵という貧弱なプラットフォームでは第2次世界大戦の時点で火力は頭打ちであったが、車両や航空機は単純に大きくするだけの将来性があったためだ。一例を上げるとすると、主力戦車の中では小ぶりな方である10式戦車はティーガーよりもデカい。そして、F-15EはB-17と同等クラスの機体規模と、B-29以上の兵装搭載能力を有している。


『え゛? “アレ”のデータを復元してほしい? 仕方ないのじゃ。今回だけなのじゃぞ?』


『…中将。議会からは軍部には多大な負担をかけ、申し訳ないと思っている。予算や法律のことは気にするな。全て此方が引き受ける。だから頼む。王国に勝利をもたらしてくれ。と言われているが、軍務省会計局のレポートによるとこれ以上の戦費は国家財政に致命的な損害を与える。…本当に申し訳ないが、可能な限り少ない戦費で終了させてくれ』



 なん、だと…。 のじゃ神と軍務大臣(バックには議会と国王陛下がいるのだろうな…)の両名が間接的にではあるものの、ゴーサインを出した。さらに、聖堂教会(最も権威ある宗派のこと)から、聖戦の布告が出された。これによりあらゆる戦時国際法の効力を失い、例え都市一つを丸ごと壊滅させても世界の存続のために必要な必要最小限度の致し方ない犠牲とされることが決定した。おそらくのじゃ神が神託でもだしたのだろう。


 かつて“コレ”だけのために、全データ初期化を敢行したくせに“コレ”を使うために手を回してくれるのじゃ神に若干のイラつきを感じるが貰えるモノは有難くいただいておく。最悪“コレ”を使えばいいと思えるからだ。だが、できれば歩兵戦闘で肩を付けたいところだ。


 別に市街地や現地住民への被害極限を求めるわけではないが、核被爆国の一員として核兵器のしようと言うのは可能であれば避けたいのが本音だ。ましてや、戦後のアメリカの立場を考えれば避けられるものであれば避けた方が良い。戦後においてアメリカがその畏怖と恐怖を外交プレゼンスに変更できたのはひとえに強大な国力のおかげであった。その強大な国力がないルーメリアがそれを行えば、対仏大同盟やポーランド分割戦争のような悲劇が襲うことになるだろう。さすがに、このタイミングで再び滅亡するとか何のための犠牲だったのか? となってしまう。







キック+マーシャルアーツ+安全靴orスパイク+ダメージボーナスで4D6というのはよくやりましたが、冷静になって考えると、拳銃弾の1D10×3と同等の威力とか頭おかしいですよね? 期待値だと14対16.5と拳銃の方が若干有利ですけど、神話生物は縦断に耐性があるものが多いのでキックの方がDPS鵜のことが多いですし……

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