早よ異世界に行け
初投稿です。楽しんでもらえれば幸いです。
12月のクッソ寒い日のこと。
ここは電車の駅、1駅につき1つたこ焼き屋がある府や。
そんな府にある1軒の本屋から1人の女が出てきた。
「うわ〜クッソさむ!23時までサービス残業させるとかふざけんなよ〜」
この口が悪くナレーションと同じ台詞を吐きやがる女は、最上朱莉、
25歳、独身、趣味はコスプレ。
「明日は休みか〜。明日は、ゲームのアプデ入るし昼からゲーセン行こうかな。」
男っ気の無さそうな事を、呟きながら
歩いて家の方向に向かって歩いた。
いつもショートカットに使っている裏路地に入ると
怪しげな魔法陣の様な物が光輝いて宙を浮いている。
「え?なにこれ?光ってる?キモ」
不可解な魔法陣を見た感想がそれかよ。
「よくわからんけど、関わらない方が良さそうやな」
朱莉はこの魔法陣を、無視し回れ右をする。
しかし!逃しはしない!その瞬間、魔法陣が
強く光出し朱莉を光で包み込もうとした。
「鏡とか使ったら光反射してどうにかなるかな?」
朱莉は自分の鞄から手鏡を取り出し魔法陣に
手鏡を向けた。
何とかなる訳ないだろ。マヌケ。
魔法陣の光が朱莉の身体全体を包み込み朱莉は気を失った。